早期リタイアの決め手はお金ではなく人生の価値観
今回は、アーリーリタイアとインデックス投資談義。
アーリーリタイアとインデックス投資
私は、インデックス投資によって早期リタイアしたわけではありません。いろいろあって、ほんのちょっとだけ早めのリタイアした人間がたまたまインデックス投資家だった、という話です。しかも、インデックス投資をしていたのは、あくまで老後のゆとりのため。
そもそも、30代〜40代前半くらいで早期リタイアするには、最近よく聴く、FIRE=高収入+極限まで低支出+ハイリターンで、一気にお金を作る、みたいなドラマが欲しいところですが、私にはそんなスーパーストーリーはありません。
50代くらいになると、住宅ローン終わる、子育て終わる、サラリーマンのピークが終わる、などなど、節目を迎えます。また、年金もそれなりに積み上がっている、年金受給の日も近い、などなど、金銭的ハードルも低くなっているんですよね。
なので、インデックス投資程度でも、早期割増退職金との合わせ技でなんとか算段が付いたのです。
早期リタイアの決め手はお金ではなく人生の価値観
早期リタイアって、お金の問題より、人生の価値観、自己実現の問題なんですよね。つまり、お金のことは多少不安があるけど何とかしよう、それより自分の人生だ、と強く思えるかどうかがカギです。
私の場合は、そもそも若いときから独立意欲がありました。他人に命令される立場っていうのがいやだったんですよね。「自らに命令しない者は、生涯奴隷である(ゲーテ、筆者意訳)」「汝、鶏口となるも牛後となるなかれ」。そんな価値観。
ただ、起業するほどのビジネスアイデアもなかったわけです。そんな私が、サラリーマンを長くやってこられたのは、現場主義の会社にいて割と早く現場のリーダーになれたからかなあ。しかし、サラリーマンというのは、ローテーション人事一発で、一変します。
で、5年前のある日、上司との面談で「今ならおトクです」とばかりに早期退職勧奨を受け、そんなら止めちゃおうと相成ったのでありました。
とっととサラリーマンを辞めて次の人生フェーズに移行する。次のフェーズが別な仕事、別な会社であれば、それは普通に転職ですが、私は、働きたいと思う会社が思い浮かばないという、ちょっとしたシニアモラトリアム。晴れて自由業な日々を迎えることにしたのでした。
コメント
>早期リタイアって、お金の問題より、人生の価値観、自己実現の問題なんですよね。つまり、お金のことは多少不安があるけど何とかしよう、それより自分の人生だ、と強く思えるかどうかがカギです。
連日のコメントですみません、私の場合、雇用継続に応じるかどうか?お金も大事ですが何とかなるならリタイヤもありですよね、人生の残り時間、健康、そしてお金とのバランス・・・還暦 ライスワークからライフワークへチェンジするいいタイミングなのかも?
投稿: ラキーオヤジ | 2020年8月 3日 (月) 13時36分
>ラキーオヤジ 様
コメントありがとうございます。
もし迷いがあり相談されるレベルの気持ちであれば、雇用継続と私は考えます。
一般に再雇用は一年単位。辞めるのはいつでもできますし、あたりまえですけどお金はあればあるほど良いです。
投稿: NightWalker | 2020年8月 3日 (月) 14時14分
ご回答ありがとうございます。
投稿: ラキーオヤジ | 2020年8月 3日 (月) 14時38分