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2020年7月18日 (土)

「ただ持っているだけの投資」の強さを知っておく

モーニングスターさん。良記事です。

はじめに

名著、敗者のゲームにー 「過去109年で、ベストの10日を逃しただけで、この間の利益の三分の二を失う」ゆえに「投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない」という話が出てきます。ご紹介の記事は、それのモーニングスター検証版。

対象が、世界分散指向のインデックス投資家のスタンダードとも言える「MSCIワールド(配当込み、円ベース)」(先進国株式指数)ですから、実感が持てるありがたい検証です。

上位2%の上昇局面を逃すだけで収益は3分の1以下

期間は、1973年以降、2020年6月まで。月次リターン(計569カ月)ベースで検証。

  • 47年間「ただ持ってるだけ」の場合:約23倍
  • 月次リターンの上昇率が高かった(11%を超えた)上位3カ月に投資を行わなかった場合:約16倍
     → 「ただ持っているだけ」場合の3割減
  • 10%を超える上昇となった12カ月の全てで投資を行わなかった場合:約7倍
    → 「ただ持っているだけ」場合の3分の1以下

全投資期間のわずか2%にすぎない、12ヶ月間の上昇局面を逃すだけで、「ただ持っているだけの投資」に大きく負けてしまうのです。

同記事では、大きな上昇局面と大きな急落局面をともに避けられたら、どうだったかというケースも検証しています。

  • 月次リターンが±5%を超えた月の全てを避けて投資を行えた場合:約18倍
    → 「ただ持ってるだけ」の2割減
    → 「ただ持っているだけ」より成績の良い時期もあるが、対象期間47年中、最初の7年に集中している。

そもそもこんなことができるわけもありませんが、できたとしても、長期的に見れば、リスクがちょっと下がった分リターンが下がるだけにすぎないっていうところに収斂します。それなら、現金比率等で全体のリスク制御するだけで十分だというわけです。

まとめ

以上、「シロート長期投資家は、所詮ただ持ってるしかできないけど、実はそれが一番なんだよ。ラッキーだよね」というお話の再確認ができました。投資期間が長期であるなら、「ただ持ってるだけの投資」って、シロート的に最強なんですね。

下手な考え休むに似たり。市場の大事な時を逃さないためには、市場に居続けることこそが、結局最良の策なのでした。うっかり、不埒な射倖心からふらふらしないようにしたいものであります。

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モーニングスターさん、グッジョブ。以前(10年くらい前)は、こういう長期投資の基本事項を検証する記事がけっこうあったのですが、最近余り見かけなかったので、ちょっとうれしくなってしまいました。

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