パッシブ脳とアクティブ脳の使い分けについて考える。
日経さん。
パッシブ脳とアクティブ脳の使い分け
コロナで勝ち組と負け組が変化するのではないだろうか?それに合わせて投資先も変わるのではないだろうか?という着眼点の記事です。投資の考え方には、おおむね2つの方向性があります。
(1)できれば短期間に儲けたい(アクティブ脳)
(2)なんとか長期的に育てたい(パッシブ脳)
記事は、前者の方向性の考え方かな?
時代の変化に合わせて、投資の仕方を変えるというのは悪いことだと私のパッシブ脳(インデックス脳)は告げますが、けっしてそうではなく、パッシブ脳とアクティブ脳の使い分けというのは重要です。サラリーマン時代の私は、(1)は仕事、(2)は資産形成、という具合に使い分けていました。
仕事の場合、商売を動的に変えないと滅んでしまうかもしれないというリスクがありますからね。しかし、当たり外れは大きい。いや外れの方が多い。実際、私のこの種の予測は、いつも外れまくってましたが、「捨てる神あれば拾う神あり現象」に支えられて、なんとかサラリーマン生活を乗り切りました。
サラリーマン時代は、仕事と資産形成で全体的なバランスを取ってたんですね。
でも、早期リタイアしてしまった今は、すっかり、パッシブ脳だけが残ってます。ひょっとするとアンバランスなの?
リスクに対するアプローチ
いやいや、そうではないのです(と思っている)。今の私は、仕事(収入)がないというリスクを抱えています。
また、一見、(1)がリスクが高く(2)の方が低めに見えますが、実はどっちの投資方法もリスクは高い。標準偏差の話を持ち出すまでもなく、長期投資って人生という時間で勝負するわけですから、間違った道を選ぶと取り返しが付かない。失った時間は帰ってこないのです。しかも期待リターンはほどほどです。
というわけで、(2)においてもリスク制御が必要なんですね。
- 長期世界分散投資
- 自分の資産のリスク(リスク資産比率)でリスクを見る
基本はこれだけです。
余談
私は、言うなれば「捨てる神あれば拾う神あり現象」方式とでもいいますか、それなりに長く働いて、それなりにサラリーマンとして成功して、最後にぷっつんして早期退職勧奨という流れにちゃっかり乗って、早期リタイアを実現するハメになりました。なので、(2)インデックス投資でも早期リタイアを実現できました(それだけではありませんが)。
しかし、そうではなく、投資のみでFIRE資金を一気に作ろうとするなら、(1)のアプローチ、仕事として投資に取り組む必要があります。もちろん、倒産リスクを背負って。成功する人もいるけれど、成功者の踏み台になる人もいます。それもまた自己責任の旅、それぞれの人生なのであります。
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