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2020年7月25日 (土)

投資のリターンを見る視点を考えてみる。

投資の世界で、時折登場する表現に「最強」があります。みんなが「最強」と言いだしたらそのスタイルは賞味期限切れと揶揄もされますが、個人的にはそれほど目くじらを立てなくなったというか。面白いので思わず使っちゃうというか。オトナになったなあ。

閑話休題、ところで、「最強」って何をもって「最強」というのでしょうか。今回は「長期のリターン」という視点に限定し、3つほど考えて見ました。

その1 絶対的なリターン

絶対的にどれだけの年次リターンがあったか。全投資家の総和であるインデックス(ベータ)から見た超過収益(アルファ)の大きさ。儲けたいと考える方はこちらです。

早期のセミリタイアを実現したい人なんかはこの視点が重要です。

でも、アルファがマイナスになる人も当然います。勝つ人がいれば負ける人もいる。

その2 リスクに対するリターン

取っているリスクに対するリターン。シャープレシオと呼ばれるものです。式にすると 年次リターン÷リスク(標準偏差)。

これが最大になるのが、モダンポートフォリオ理論でいうところの「接点ポートフォリオ」です。

「接点ポートフォリオ」は、もし市場が効率的だとするならば、市場の縮小コピー=時価総額分散インデックスになるというのが、CAPMという理論の解で、インデックス投資の科学的な論拠となってます。ただし、実際の市場は効率的とは言えない気はします。

その3 投資コストに対するリターン

ここでいう投資コストは、信託報酬だけではなく、投資の手間暇。

この観点では、インデックス投資は強い。妻は、セゾンバンガードの積立て、最初の8年間、完全無欠のほったらかしでしたし。思い起こすに手間暇は、申込用紙の記入くらいです。

以上、投資のリターンを見る視点を考えてみました。

私自身の思考パターンは、最初は、「その1」(個別株時代)、次に「その2」(インデックス投資マニア時代)、最後は「その3」(たかが投資、生活重視時代)で今に至ります。

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