投資を忘れる方法を考えて見る 2020
前回エントリーは、心が折れないための、めんどくさくない方法は「投資を忘れること」で終わりましたが、その続きです。
はじめに
「投資を忘れる」って、ほとんど悟りの境地。普通の人にはなかなかできないことなのではないか。という受け止め方があると思うんですが、割と身近にあっさり忘れている人がいます。私の妻です。
今回は、世間は心が折れまくる人が多いらしいのに、妻はなんで忘れることができるのか、いくつかの気付きをメモっておこうというエントリーです。
その1 リスク資産比率が少ない
少額金額で積立ててます。実力と私が考えるリスク許容度よりはるかに下。なので、全金融資産内でのリバランスもなし。ただひたすら積み立ててます。ちなみに、妻名義の金融資産に占めるリスク資産比率は現時点で20%ぐらい。
その2 自分の全財産は現預金だと思っている。
彼女の意識の中では、自分の全財産は現預金、投信の積立ては、手取りから否応なく引かれる社会保険料みたいなイメージ。なお、自分の分は、貯金が多少あれば、人生なんとかなると思っている模様です。
その3 含み益がある。
2007年5月から積み立ててますから、かれこれ、13年。コロナショックには負けない程度には含み益があります。妻は口座を見ない人なので私が代わりに見て大丈夫っぽいことをつぶやいてます。ただ、その渾身のつぶやきも、たいていの場合、スルーされます。
その4 というか、もともと投資に興味が無く今も無い。
ゆえに投資ごとき忘れるのはあたりまえと言えましょう。
これが一番大きいかもしれません。
妻向きに設計された資産形成のプランはこの上なくシンプルです。
- 気にならない程度の金額を積み立てる。
- 積み立てる投資信託は1本(セゾン・バンガード)。
- リバランスも一切なし。
- 年金をもらうようになるまでただひたすら積み立てる。
- 年金をもらうようになったら、セゾン投信の定期換金サービスを使って10年くらいで定口解約する。
超簡単。解約すらも忘れたら、そのまま遺産です。
たまに私が家庭内FAよろしく、妻の収支余力を鑑みて積立ての増額を提案してみたりするのですが、これまた、ほとんどスルーなのでありました。
以上、私の妻がなんで投資を忘れることができるのか。サンプル数1のささやかな分析でした。
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