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2020年6月26日 (金)

セゾン投信 中野さんがついに会長に! 『第二ステージに入る「セゾン号」』について想像してみる。

セゾン投信さんの体制が強化されます。日経さん、いち早く深層に迫ってみようというインタビュー。さすがです。

セゾン投信 中野さんがついに会長に!

セゾン投信さんのニュースリリースです。

20200626

新設する代表取締役会長 CEO が当社の経営戦略や経営方針等の意思決定の権限を持つ一方、代表取締役社長 COO が業務執行に責任を持つことにより、代表取締役の分担を明確化します。

会長 中野さん→経営戦略
社長 園部さん→業務執行

よくある大企業だと、社長と執行役員みたいな関係ですけど、そこは突っ込んではいけませんね(笑)。セゾンから飛び出し、独立投信を立ち上げるというアンビリーバブルな偉業を成し遂げた中野さんなのです。今までだって実態会長みたいなもの。会長兼社長兼執行役員兼部長兼・・・から、ようやく、普通の体制になったということと理解しています。

『第二ステージに入る「セゾン号」』について想像してみる。

さて、中野さんのご挨拶には、「第二ステージに入る「セゾン号」での長期投資の旅」というキーワードが登場します。冒頭でご紹介した日経、田村さんのインタビュー記事を参考にしながら、あれこれ妄想してみましょう。

その1 変わらないこと

中野さんは温和でソフトなイメージですが、強い信念の人。というのが何度かお会いした私の印象です。中野さんが経営で目を光らせている限り、以下は、変わらないんだろうなと直感しています。

  • 信託報酬率のセゾン投信の取り分
  • 商品数

日経さんの記事では、「投信自体の成績ももちろん大事だが、より重要なのは投信の保有の仕方によって変わる保有者損益(インベスターリターン=IR)」という、言い方で同社の姿勢を示しています。

とは言え、妻が受益者の私としては、セゾン投信、1兆円、10兆円の道として、規模に応じた信託報酬の逓減の「道筋」くらいは示して欲しいなと。

その2 変わること

上記とは逆説的ですが、信託報酬が下がらない代わりにサービスを増やすという方向はありうるのではないかと思ってます。よくお店で値引き交渉してると「値引きはこれ以上無理ですが、サービスにオプションおつけします」みたいな会話がよくありますよね。日経さんの記事でも、「無料でアドバイスできる仕組み」「一定口数ごとに取り崩せる仕組み」なんていうキーワードが出てます。

この中では、「定口解約」が、いろんな意味でセゾン投信と受益者のWin-Winを占う考え方なのではないかと個人的には考えています。

受益者にとって定口取り崩しは、取り崩しの仕方として定額や一括現金化より合理的に思えますし、少しでも残高を維持したいセゾン投信としても、保有口数の長期見通しが立てやすくなるでしょう。iDeCoでできた資産を払い出してセゾン投信に集約。その後、セゾン投信一本で定口取り崩しを続けるだけという出口戦略を軸とした経営ストーリーも考えられますよね。他社でiDeCoが終わったら、「セゾンでカンタン、じぶん年金」みたいな。あっ、キャッチまで考えちゃった(笑)。

以上、あれこれ妄想してみました。

あらためまして、中野新会長、園部新社長、おめでとうございます。妻が受益者の私も、今後のセゾン投信に大いに期待しています。

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