セゾン バンガード・グローバルバランスファンドはコロナでどうなった? 純資産総額をチェック
モーニングスターさんで、セゾン バンガード・グローバルバランスファンドが取りあげられていました。妻もつみたてかれこれ13年。コロナをどうくぐり抜けたのか。純資産総額の観点でチェックしてみます。
純資産総額2000億円を再キャッチアップ!
昨年末に2000億円突破したのですが、コロナショックで大幅減。その後、株価復調。6/3に、2000億円を再度キャッチアップしました。長期投資家向けファンドの強みが出た・・・といいたいところですが、今回、ちょっと様子が違うのは、資金流入です。
資金流出入は淡々としている
モーニングスターさんでチェックしてみました。
資金流入自体は淡々としています。
リーマンショックのときは、資金流入でカバーしていたのですが、ファンドの規模が大きくなって、少々絶対金額的に苦しくなったのかもしれません。大きな資金流入の兆候は見られず、むしろ3月は減っているという状況です。
積立て投資の活用が多いとされる同ファンドゆえと言えなくもないですが、3月の暴落をより信託報酬率の安いファンドへの乗換機会として活用した人がいたのかもしれませんねー。インデックス系のファンドとしては、もはや信託報酬率が安いとは言いづらく、今現在のインデックス投資の主流派がまとめて買いづらい感は否めません。
頑固な中野さんが聴いてくれるような気がしないのですが、セゾンバンガードには、
戦略的信託報酬率を設定して欲しい
と考える次第です。その分は、達人ファンドでがんばっていただくということで。
それとも、まったりと、なじみの積立て投資家との付き合いを大事にしていくことになるのでしょうか。たしかに信託報酬率は、「安くはないけど高くもない」という絶妙のポジションとも言えます。でも、新規には勧めづらい商品になってしまっているんですよねー。
また、同社は、積立て設定変更が紙ベース。「めんどくさいから積立て設定をそのままにして放置しとくか」という受益者が多く、追加資金に結びつかなかったのではないか、というのも想像に難くないところです。
以上、久しぶりにセゾン バンガード・グローバルバランスファンドをチェックしてみました。
コメント
私もセゾンバンガードグローバルバランスファンドを保有していて、信託報酬がどうにかならないものかなと思います。
出所は忘れましたが(たぶん「セゾン投信 NEWS LETTER」かと)、安易に積立投資を止めたり、解約できないように、あえて紙での申請のままにしているという文書を見た記憶があります。
ただ、リバランスの際に課税されないメリットと、投信保有者はメンテナンスフリーである点を考えると、許容範囲内かなと納得できなくもないかと。
私の場合、自分自身でリバランスするのもストレスに感じていたので、自分の性格や適性とこのファンドは相性が良いので、なかなか離れられません(苦笑)
投稿: 眠る投資家 | 2020年6月 7日 (日) 01時07分
>眠る投資家 様
コメントありがとうございます。
> 安易に積立投資を止めたり、解約できないように、
こういうのは、ずっと払い続ける信託報酬とセットで考えるに、ある種のあやしさを感じたりもします(笑)。インデックス系のセゾンバンガードは、信託報酬率含めて、このへん、ドライに割り切って欲しいなと。
投稿: NightWalker | 2020年6月 7日 (日) 11時16分
個人的には、旧eMAXISからeMAXIS Slimへの引っ越しと、信託報酬が下がりそうにない世界経済インデックスファンドの引っ越しが優先で、セゾンバンガードをどうするかは、後回しになっています。
楽天バンガードバランスへの引っ越しも考えましたが、純資産残高が伸びていないので見送りました。
過度な期待はできませんが、セゾンバンガードの信託報酬が下がってくれればと願っています。
投稿: 眠る投資家 | 2020年6月 7日 (日) 15時23分
>眠る投資家 様
信託報酬も設定時は実質0.78%で、今は0.57%。主としてバンガードの取り分の逓減によります。セゾン投信の取り分税抜0.46%をどう逓減していくのか。中野さんの英断に期待です。
投稿: NightWalker | 2020年6月 7日 (日) 16時05分