毎日つみたての効用について考える。2020
私は、今、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の毎日つみたてをしています。「毎日つみたてが人体に与える影響をサンプル数1で検証する」というブロガーとしての矜持を賭けた野望の実現のためです。今回は、そんな壮大な研究の成果の途中報告です。
まず、結論。一般論として、毎日つみたてはオススメしません。
デメリット
最大のデメリットが、口座の履歴が埋め尽くされるということ。これに尽きます。
対策としては、2つ。
- 見るのもいやなので、履歴なんて見ない。
- せめて、積立てる投信は一本にする。
メリット
メリットは、「何日に積み立てるとトクなんだろうか」というバカげた煩悩、見つかるはずもないアノマリーから解放されることです。面白い記事がモーニングスターさんにあります。
この2年半という短い期間での検証によると、9日が最悪、23日が割といいみたいな結果が出たそうです。しかし、記事では、結局、
- 積立のタイミングは何日に設定しても、パフォーマンスにはさほど違いがない
- 投資のタイミングよりも、「何に投資をしているのか?」
とまとめています。「つみたて投資に最適な日は毎月何日?」とは、そもそも愚問。未来がわかったら苦労しない。それよりも資産配分を考えるべしというわけです。
何のトクにもならないが・・・
・・・でも、愚問なのですが、つい気になってしまうのが人間というもの。
精神安定剤としての効果はたしかにあります(私の場合)。昨今の日々の乱高下なんてまったく気になりません。購入単位の最低が10,000円だった時代ではしんどかったのですが、今や、100円からできます。作業は自動、手数料も無料です。損でも得でもないが無料の精神安定剤になる、という意味では、まさに、ドルコスト平均法と言えるのかもしれません。
てなわけで、実益は特にないくせに、やたらと多い取引履歴を出力する「毎日つみたて」は、他人様にはオススメは致しませんが、私としては、まだ見ぬ孫の小遣い原資を作る!という壮大な夢の実現のため、毎日つみたてはこれからも続けていこうと思ってます。もう設定変えるの面倒だし。
以上、大上段に構えた割には、たいへん単純なお話でした。おそまつ。
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