投資で心が折れかけたら 2020
日経 マネーのまなび、日経マネーさんから。良記事です。投資初心者は必読です。
心が折れがちな、7つの悩み
投資家の悩みに対して、凄腕投資家のみなさまが助言するという企画。悩みは7つ。記事に書かれた回答や助言はどれも納得のいくものでした。
- 悩み1. 株価が気になって仕事に集中できません
- 悩み2. 株価が下がると動揺してしまいます
- 悩み3. 心を強く持つためには、どんなメンタル対策を実践すればいい?
- 悩み4. またコロナショックのような暴落が来たらと思うと怖いです
- 悩み5. どうすれば暴落時も心の平静が保てるでしょうか
- 悩み6. 今にも心が折れそうで投資をやめたいです
- 悩み7. 冷静な投資判断をするには、どのような心構えでいればいいでしょうか
ありがちですよね。
私自身が、上記悩みを考える上で大前提と思うことを書いてみます。ご紹介記事と直接は関係しない私の考えです。
ステップ1 投資の考え方を納得するまで考え抜く。
まず、最初に必要なのは、なぜリスクを取ると長期的にリターンが見込めるのか。なぜ、分散投資は有効なのか。積立て投資はなぜどんなときに有効か。インデックスファンドとアクティブファンドと個別株投資の違いは? そもそもなぜ投資するのか。
などなど、納得いくまで考え抜くべきです。つまりは、
勉強して下さい。
ということです。うっかり始めちゃった人は、今こそ勉強するチャンス。これがないと、悪魔の囁きを論破できずにあっさり負けます。
なお、勉強は、無料でできると思ったら大間違いです。人間は、身銭を切って手に入れた知識じゃないと身につかないというすばらしい特性を持っています。時折読み返す、座右の本を何冊か持っていても良いのではないでしょうか。
ステップ2 適切なリスクを考える。
暴落を乗り越えるカギは、「適切なリスク設定」と「リスクの制御」です。
これを超えると、心が折れる以前に、生活が折れます。
ステップ3 長期投資とは修行と心得る。
長期投資とは修行と心得ましょう。適切なリスク設定も、身銭を切って経験しないとわかりません。
余談ですが、定年になってから投資を始めるのをオススメしない理由はここにあります。この修行がないままに投資を始めるにはいささか不安が残ります。よく、「60歳から投資を始めて85歳まで生きれば25年。十分、長期投資の時間はある」とかなんとかいって励ましの言葉をかける、有り体に言えば、そそのかす人がいます。しかし、余程人間のできた人ならいざ知らず、そうではない人には、人生で初めて訪れる心の折れる体験を乗り越えるのはむずかしい。大切な老後の生活です。心折れるリスクは少ない方が良いに決まっています。
以上、少々お説教くさいことを書きました。ただ、こんなめんどくさいことを考えなくても済む方法がひとつあります。
それは、「投資を忘れること」です。
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