資産形成後の出口戦略を整理してみる 2020
アーリーリタイアしてあらためてわかったことのひとつが、出口戦略というのは、千差万別だなあ、ということ。
まずは出口戦略(戦術)のいろいろを整理してみる
定率取り崩しが効率的とされますが、やはり、現実とのギャップがあります。まずは、出口戦略(というより戦術)をずらずらずらっと書き並べてみたいと思います。
- 一括現金化。
- 定額取り崩し
- 定口取り崩し
- 定率取り崩し
- 配当金
- 必要なときに使う
こんなところでしょうか。観点として、
- 取崩し期間(≒運用期間):生きているうちに現金化することを狙う否か。運用期間は長い方が長期投資的には有利。
- 税金(税率):少しずつ取り崩した方が税金面では有利になることが多そう。
- 取り崩し効率:長期で見た場合、相場好調時には多めに、相場低調時は少なめに取り崩した方が効率的に思える。
といったところがあります。これを、えいやっと、表にまとめるとこうなります。
# | 取り崩し方 | 取崩し期間 | 税金(税率) | 取り崩し効率 |
---|---|---|---|---|
1 | 一括現金化。 | 有限 | 不利っぽいが儲かったんだったら気にしてはいけない | 相場次第 |
2 | 定額取り崩し | 取崩額による | ||
3 | 定口取り崩し | まあまあ○ | ||
4 | 定率取り崩し | 永久 | ○ | |
5 | 配当金 | 一応○ | ||
6 | 必要なときに使う | 使い方次第 | 使い方次第 | 相場次第 |
上表は、まさに「えいやっ」でして、評価コメントも、もやっとしてます。この辺の整理は、今後、もう少し熟考していきたいと考えています。
2020の私のプラン
今は放置の我がポートフォリオもいずれは取り崩すことになります。おそらく、私の出口戦略の考え方も変化していくでしょう。そんな私の今現在の取崩しプランは、
- #3と#5の併用。投資信託は→一定の期間できれいさっぱり現金化。ETFだけ遺す。
- 使いたいときには現金化してあるところから使い、リスク資産は運用キープ・・・だが出たとこ勝負。
こんな感じです。私の場合、投資対象の変遷があったので、あれこれ悩むわけですが、今からだったら、こんな感じが美しそうです。
- 資産形成期:ひたすらeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を積み立てる。
- 資産活用期:定口10〜20年くらいで現金化する。
- 現金化したからと言って、全部使うわけではない。残りが遺産。
我ながら、美しい・・・・美しいですが、でも、たぶん、結局、あれこれ迷うんだろうなあ。生まれ変わっても美しい人生を歩む自信がない今日この頃の私です。
コメント
定口という選択肢もありますね。簡単にポチッと注文できて年を取った暁には良さそう。ある程度ゆとりを持たせた現金も安心に繋がりそうかもです。
今年のような思わぬリスクが高齢になって起きた時、どうなるか自分でもやや不安。マイナス表示の羅列にバニックにならないとも…。今は大丈夫ですけど。
でもその頃には高齢投資家ブログ、ブロガーさんが活躍している事でしょう。
そう思うと心強いですww
投稿: ミント | 2020年6月30日 (火) 17時41分
>ミント 様
コメントありがとうございます。
>定口という選択肢
個人的には、10年定口取崩がスタンダードになってるような気がしてます。死ぬまで株というのは少数派。私は少数派になりそうですけど。
>高齢投資家ブログ、ブロガーさんが活躍
当ブログも「ナイトじいじの楽しく取崩日記」になってるかもしれません(笑)。
投稿: NightWalker | 2020年6月30日 (火) 18時21分
nightwalker様、ナイトじいじ…かわいいです!
「取崩日記」…読みに来たいです。ブログランキングのカテゴリーができたりして。将来、元気に楽しく取崩し生活しましょう!?
投稿: ミント | 2020年6月30日 (火) 19時05分