早期リタイアを決断してから5年のミニ総括。
私が実際に早期退職したのは9月末でしたが、その前に決断したのは、5年前のゴールデンウィーク。今回は、早期リタイア決断、5年目のミニ総括です。
早期リタイアしてよかったこと
一番良かったことは、サバティカル効果。サバティカルとは、古代ユダヤ人が7年目ごとに休耕した安息年のことです。会社勤めをしているときには気がついていなかったのですが、私は、目に見えない疲労で、けっこうボロボロだったのでした。早期退職して気が付きました。
今の心境をひと言で言えば、
「死ぬ前に休んどいて良かった」
休んでも、まだ、少しは残りの人生がありますからね。
死ぬまで疾走し、前のめりに倒れて死ぬ。みたいな古典的男子のサムライ美学は、私には不向きだったのでした。
ちょっぴり残念だったこと
残念だったのは疲れ果てていたため、せっかくお金で買ったこの5年間を十分に使えなかったこと。まあこれは、サバティカルの裏返しですから、致し方ありません。
下記、名著に、「誰もが五年から十年ごとにサバティカルを取るべきだ。体と魂を若返らせ、新鮮な気持ちで仕事を続けるために。サバティカルには最低6ヶ月は必要だろう。」と書いてあったのはホントでした。私の場合、「体と魂を若返らせ、新鮮な気持ち」を十分に取り戻すまで、30有余年の労働に対し、5年の歳月が必要でした。大学生活分くらいの時間?
せっかく、早期リタイアするのであれば、疲れ切る前の早期リタイアがオススメです。お休みの期間をもう少し短くでき、人生をより有意義なものにできるかもしれません。
でも、こればっかりは、運命の扉がいつ開くのかですからね。それに、30年とちょっとのサラリーマン生活が必ずしもムダだったとも思えません。プロの世界でしか知り得ないことや人に出会え、私の血となり肉となってます。私のブログの行間からもそれはにじみ出てるはずです、たぶん(笑)。
というわけで、再度の離陸の準備がなんとなくできた気がする今日この頃です。今にして思えば、このブログを早期リタイア後、毎日更新していたのも、そのためのリハビリの一つだったのかも。そう言う意味では、サバティカルの終焉とともに、このブログとの付き合い方も、少し変化するかもしれません。
以上、早期リタイアを決断してから5年のミニ総括、でした。
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