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2020年4月20日 (月)

長期投資とは「適切なリスク」を探す旅

安定型 / 成長型 / 積極型という3つのタイプを設定しているバランスファンドをけっこう見かけます。

バランスファンドの選択は実は初心者には難しい

何が違うかというと、リスクの取り具合です。たとえば、

  • 安定型→株式30%
  • 成長型→株式50%
  • 積極型→株式70%

受益者のリスク許容度に合わせて選べるようになっています。問題点は2つ。

(1)リスク許容度がわからない場合に困る。

(2)リスク許容度が変わったときに困る。

投資初心者って、リスク許容度がわからないか、勘違いしてる。そういうケースは案外多いのではないでしょうか。

思うに、バランスファンドとは、酸いも甘いもかみ分けたオトナの投資家の選肢なのです。「いろんな資産クラスが全部入っているから安心」という幻想にだまされない程度にはオトナになっている必要があります。つまり、けっこうむずかしく、初心者にはちょっとオススメしづらいのであります。

長期投資とは「適切なリスク」を探す旅

いやいやいや。ベテランになっても同じかもしれません。私もオトナになってから何度も考え方変わりましたしね。人生は流転するのでありました。私は、人生大過なく何ごともなく過ぎていったというオトナを身近には知りません。

長期投資とは、そんな人生の不確実性の中で、自分にとっての「適切なリスク」を探す旅なのです。

資産形成の一助として株式投資をするだけであれば、人生の変化に合わせられるような単純なポートフォリオプランがいいのではないでしょうか。たとえば、全世界時価総額分散の株式インデックスファンド、今なら、eMAXIS Slimオールカントリーを

  • その時々の事情に合わせた金額で買い続ける。
  • ある時が来たら、定率で売り続ける。

という超シンプルな「これ一本」プランです。

ちなみに私の妻は、「これ一本」の対象をセゾンバンガードにしています。妻の場合は、想定つみたて期間が10年を切った今、「今さら変えてもなあ」というところです。これまた、シンプルが一番という選択なのでした。

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