長期投資とはいったい何年なのか? 2020
日経 マネーのまなび 積立王子こと、セゾン投信中野社長です。
はじめに
「長期投資が必要」っていわれると、じゃ何年?
これに対する中野さんの答えは、「ずっと継続するという心構え」、
本当の長期投資は年数で計るものじゃない。
結果としてついてくるもの、
本物の投資をすれば自然と期間は長くなる
というお答えでした。
深い。
長期投資とはいったい何年なのか?という命題については、私もいろいろ考えてきました。多少変遷があります。
その1 長期投資は、50年くらいだな!
まずは、ブログ初期、サブプライムショック、リーマンショック前の2007年頃の私のエントリー。
ダウ平均の長期グラフを見ていると20年ぐらい低迷期が続いたり平気でするので、50年くらいは見る気構えは必要だろうという話でした。
その2 10年くらいの中期視点も重要である
お次は、早期退職勧奨を受ける直前。アラフィフ終了間近の頃の追加の整理です。
とは言え50年ふんばるには、人間の一生は短い。長期投資が必ずしもうまくいかないのはそのせいもある。これを緩和する意味で、10年程度の視野に立って、リスク許容度を設定し、リバランスでリスク管理に努めないとだめなんだろうな、という話でした。
その3 長期投資とは、やっぱり永遠
早期リタイア後、これまで育ててきた資産の活用方法をある程度明確に見据えるようになったがゆえの考え方。私の死後も脈々と収益をアウトプットし続けるであろう資産を引き継いで欲しい。せめて考え方でも受け継いで欲しいという、ささやかな願いでした。
長期投資とはいったい何年なのか? 2020
今、ネット証券口座開設20年目、コロナショックを迎えて、思うのは、上記はどれも正解だったかも、ということです。
20年投資をやって、「まだまだこれから感」がありますし、何回も生活しながらの暴落を経験して、生計と投資のバランス感こそが重要と感じたりもします。そして、人生のラストステージが近付いている今、やはり、長期投資は死後も続く、続いて欲しいと願っている自分がいるんですよね。
以上、私の長期投資の長さに対する考え方は、おおむね中野社長と同じなんだろうな、というお話でした。
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