ここで売ってどうする 2020

最近の急落で少し感じているのが、ＩＴバブル崩壊やリーマンショックとちょっと違うな、ということです。

「ここで売ってどうする意識」の共有はできてる？

それは、私の目に映るネットの反応。１年くらい前にこんなエントリーを書きました。

• 「ここで売ってどうする」を共有する

"次の大きなショックが、重要な試金石。それまでに、日本の長期投資家（普通の人）のマインドがいかに醸成されているか"

今回が、はたして、その「大きなショック」なのかどうかわかるには長期投資家的にはもう少し時間がかかります。何しろ年次リターンで見ているので。しかし、それは置いておくとしても、私のタイムライン、

　妙に静かなんです。

みなさま、とても冷静。そう言う意味では、私の属しているドメインの場合、バイアンドホルダー意識の共有は、あるレベルに到達しているようにも感じられます。

まあ、そんな人ばかりを私はフォローしている、ある意味「偏っている」と言うことなのかもしれません。しかも働いてないので、実経済での反応、特に経営者層の生の反応を聴く機会もなく、その点のアンテナは鈍ってます。

短期投資家的には既に大きなショックであるということの意味

「これはこれでいかん」「平和ボケになる」ということで、意識して、おはぎゃー的な声を探すようにしているという今日この頃の私です(笑)。

気をつけておく必要があるのは、短期投資家的には既に大きなショックであるという点です。そして、現役のサラリーマンは、仕事という意味において、短期投資家的な立場にいます。だからこそ、資産形成は、それをリカバーするべく長期投資家の姿勢で構えるべきだ、というのが私の主張であります。こういう時こそ、一家全体の「ポートフォリオ」「収入構造」が重要になってきます。キーワードは、リスク管理(危機管理）と収入も含めた分散。そして備蓄、蓄財です。

コロナウイルスでわかったのは、国家、組織レベルの危機管理能力がけっこう弱いということです。しかし、国を批判する前に必要なのは、自分自身の自立した危機管理力なのであります。