「ネット証券2強の時代」に思う証券会社の役割 2020
楽天証券からお知らせ。400万口座突破です。
ネット証券2強の時代
先日、SBI証券が500万口座突破というニュースが流れてきましたが、最近、楽天証券がジワジワと追い上げてますね。楽天経済圏効果は大きい。楽天カードで投信積み立てするとポイントが付くサービスは、さすがのSBI証券も、いまだ追従できてません。これから積立て投資を始める人は、もはや楽天証券一択かなあ。
他社は横ばい。ネット証券2強の時代は続きそう。です。
さて、冒頭のニュースリリースには、投信積立設定額が約165億円になったことも書いてあります。一方のSBI証券は、200億円突破。同じ日にプレスリリースをぶつけてくる当たり両社が競い合っている感をありありと感じます。
つみたてNISA効果も相まって、つみたて投資の時代の到来を感じます。積立て投資が証券会社の牽引役になっているのだとすると、我が国にようやく資産形成の文化が根付く兆しが見えたわけで、誠に喜ばしいことであります。
つみたて投資の時代に日本のネット証券に望まれること
そんなつみたて投資の時代に両社にお願いしたいのは、単に規模の争いではなく、健全な資産形成文化の形成に向けたメッセージをどんどん発信して欲しいと言うこと。たとえば、バンガードは、こんなニュースレター(号外)を送ってくれました。
「言いたいことが3つある」とわざと回りくどく書いてあるんですけど、実はメッセージは、たったひとつ。すっかりバンガード脳になってしまった私などは、もはや読まなくてもわかります(笑)。
『航路を守れ(Stay the Course)』
ボーグルさんのいわば遺言です。もう守るしかない。
日本の証券会社さんも、「数の競争の自慢ニュース」や「投信基準価額下落メール」だけではなく、たとえば、つみたてNISAの口座開設者に向けて、こんなメッセージを送って下さるようになるとすばらしいのではないでしょうか。
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