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2020年2月21日 (金)

オールカントリーな毎日 2020

先日、ムサコ会に参加したときに話題になったのは、「もう、オールカントリーだけで考えることなくなっちゃったよね」という話。参加された、ステキなお着物のももんがさんの記事をご紹介。


オールカントリーなファミリー

我が家は、妻がセゾンバンガードで株式部分はいわばオールカントリー。ムスコ1号のつみたてNISAもeMAXIS Slimオールカントリー。私はこれまでの経緯から日本株が多いですけど、今後は2559(ETF版のeMAXIS Slimオールカントリー)のみを適時、買っていく所存です。適時とは、これすなわち、リスク資産比率が減ったときであることは言うまでもありません。

というわけで、我が家は、いまや「オールカントリーなファミリー」なのであります。

なんでオールカントリーになっちゃったの

なんでオールカントリーなのかというと、要は世界分散。100年後も潰れそうもない確率が一番高そうだと私の考える会社が、世界株式会社だからです。それは、私にとっては、日本株式会社でも、米国株式会社でもないのです。

さすがの私も最近は、日本株は、時価総額で十分と思うようになりました。日本経済は正直出口が見えないし、見えていても政治家は動かない。左をケインズ右をフリードマンとするなら、経済的に見れば、現自民党政権にしてようやくリベラルど真ん中。これでいいのかと思うところはあります。(個人的な見解です)

少子化問題にしても、資源力のない日本の適正人口は1億ではなく、もっと少なくていい、今から100年くらいはその大いなる調整時期という、生存本能的な暗黙のコンセンサスが存在しているようにすら、最近の私には思えています。

そんな私が、日本株を保有する理由は、株式が持っている長期的なリターンに対する平均回帰力に賭けているからです。

早い話、これまで積み上げてきた日本株を今さら乗り換えれば、これまでの回帰力期待をどこかに捨てることになっちゃうんですよねー。それはそれで非合理的なので、持ってる日本株は、私はこのままです。でも、そんな私も、今からの上乗せ分については、世界全体の中の日本の平均回帰力に賭けるで十分だという考えるようになったのでありました。

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コメント

自民党の経済政策が、ケインズを左、フリードマンを右としてみたときに、真ん中という仙人様の見方に同意します。安倍政権は国家主義的なので、右に見られがちですが、経済政策だけみれば、消費税を上げて幼保無償化を実現したところに着目すると左にも見えます。経済政策では増税や社会保障を嫌うトランプよりも、市場メカニズムを重視しつつ、増税して社会保障を充実を図るアメリカの民主党のブティジェッジ、バイデン、ブルームバーグとかの中道派のポジションに近いと思います。
仙人様は、経済政策をそれを左右どちらに傾けるべきとお考えでしょうか?

投稿: しゅうん | 2020年2月21日 (金) 18時21分

>しゅうん様
コメントありがとうございます。
>真ん中
リベラルとしてど真ん中ですから、正確には真ん中ではなく左。なので、中道主義の私としては、もうちょい右にシフトして真ん中に持っていった方が良いんじゃないの?という考えです。国民の金融資産の株式比率がせめて英国並みになる程度には資本主義国家として真ん中になって欲しい。
ただ、今の状態は、国民の総意として決まっていることでもあるし、少子高齢化の波を考えると、老いては子に従う型の社会保障を今さら個人の責任に付するような方策は、不可能だと思われます。次のエントリーで書いた、国家公務員の65歳定年にしても、政治家はその延長分の人件費の原資をどうするんだって言うことに怒らず、野党もどうでもいい小さなお金で騒ぐばかり。与野党連係プレーによる予定調和にしか思えない。
なので、小市民としては、このシステムの中での経済的最適化を図る所存です(笑)。

投稿: NightWalker | 2020年2月22日 (土) 00時26分

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