初心に返って「積立てを続けるコツ」
その1 働く
自己資本とはキャッシュを生み出す能力のある自分。これこそが、積み立て投資の最大の原動力であり、今後、難しくなっていくであろうファクターです。定年が65歳になる意味を「そのお金はどこから来るの?」という視点もあった方が良いでしょう。
私は、早期退職後、お金を稼ぐという意味でのそれは意識的に放棄しましたので、積立てはおしまいとなりました。ただ、私のような選択は、笑っている場合でも怒っている場合でも泣いている場合でもない、ということだけは申し上げておきます。
長期投資とは、長期で見れば上向きなギザギザカーブの時間の関数。確率的には早く投資した方がゲインが大きくなります。サラリーマンが収入を最速で投資しようとすると毎月、あれば毎ボーナス、投資する、つまり積立てるのが実は一番効率が良いのであります。
その2 少額にする
これは妻からの学び。積立金額を少額にする。
いくら積み立ててもリスク許容度に到達しない金額であれば、リスク資産が増えすぎてリバランスする必要はまず起きません。セゾンバンガードやeMAXISオールカントリーのようなファンドだとリスク資産内のリバランスも不要です。
目標金額から逆算するのではなく、心の平穏が保たれる金額。これこそが分相応。
その3 へたに投資を追求しない
これも妻からの学び。
たかが資産形成と悟る、というかそれすら考えない。
下手に追求していると私のように次から次へと口座を作り、次から次へと新しい商品に手を出し・・・・そして、挙げ句の果ては「オールカントリーだけで良いよね」となってしまうかもしれません。最初からそうしろよっみたいな。釣りで言うところの、フナに始まりフナに終わる。ただ、そのフナが日本にはなかなか棲みついてくれなかった、というのはあるかもしれません。
もちろん、少しは投資の勉強も必要です。ただ、金融リテラシーで重要なのは、投資以外、借金は早くかえせだとか、確定申告のやり方とか、社会保障の仕組み。そちらの方が大切だし、確実に役立ちます。早期退職したときそれを痛烈に感じました。
不確実な投資よりも確実に取れるところは取る。確実>不確実。
このあたりまえのことを忘れるときが人にはあります。
以上、たまには初心に返ってみようコーナーでした。
コメント