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2020年2月16日 (日)

確定拠出年金と確定給付年金と私

前回のエントリーで、私が企業年金をどうもらったのか、という話を書きましたが一つ書き忘れてきて追記したのが、私の企業年金は、確定給付型年金だったという話。

遅ればせながら会社に確定拠出年金制度が導入されたけれど・・・

私が入社したころには、日本の企業年金といえば確定給付型。私の40代資産形成真っ盛りの2000年代。確定拠出型年金制度を各社導入していく中、私のいた会社は、幸か不幸か、DCは採用せずDBだけでした。ところが、50を超えてアラフィフも終わろうかという年齢になってようやく、私が在籍した会社もDBを採用するに至りました。

ここで、50歳以上の社員には二つの選択オプションが与えられました。

  • 確定拠出年金に入る。
  • 確定給付のまま行く。

で、私は、確定給付のまま行く選択をしました。

  • 納付開始年齢が50歳を超えると、引き出し可能な年齢が60歳から繰り下がる。(おそらくこの制限のために会社は50歳以上の社員に確定給付の選択肢を残したんだと思われます)
  • 確定給付は市中金利よりも高めの予定利率。残り少ない運用期間でのリスクリターンを考えると確定給付の方が効率が良さそう。

といった理由です。そういえば、たしか会社からは解説はありませんでした。自分で考えろと。まあ、ある意味自己責任だし、恣意性を持ちたくなかったんでしょうね。

会社が確定拠出年金制度を導入するのが遅すぎました。

早期退職したけれど・・・

と思ったら、程なくして早期退職勧奨を受け、早期退職してしまいました。ここでも、また選択です。確定拠出年金に入るか、国民年金だけで行くか?

で、国民年金だけで行くことにしました。

  • 収入がなくなるのでDCの所得控除のメリットはない(専業主婦・主夫と同じ)
  • もう掛けられる期間が短い。
  • 昔は、確定拠出年金専用ファンドの低信託報酬率がうらやましかったが、普通のファンドも安くなっていたので低信託報酬目当てで確定拠出年金に入るという発想はない。

すでに、リスク資産は十分積み上げたかなとも思えたので、無理にこれ以上積み上げる必要はないだろうと。むしろ、収入がほとんど無くなった今、NISA口座で多少リスク資産補強をしつつも、これから来るかもしれない暴落リスクの耐性を上げるべくキャッシュを温存すべきだ、という結論に至りました。

というわけで、私の場合は、確定拠出年金には加入しないまま来ちゃいました。それどころか、とっとと企業年金を受給開始するという選択をしたわけなんです。ただ、これは、年金制度改革の過渡期世代の分際で早期退職しちゃった、私の個別事情が大きいです。あとは、あまりに確定拠出年金制度が複雑で足並みが揃わず、改革も小出しでせこかったことかな。

もっと若い頃にもっとすっきり導入されていれば、確定拠出年金に全力加入の一択だったんだろうなと強く思います。 

以上、今回は前回エントリーの補足、そして,私の備忘録でした。

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