GPIF 2019年度第3四半期運用状況(速報)
GPIFのサイトに、2019年12月末の運用状況が出ています。
累積収益額 75.2兆円
年金不安が騒がれる中、我らが年金積立金は減るどころか増えています。
運用資産額が過去最高の169兆円、累積収益額は、75.2兆円に達しています。
マスコミは、年金運用がまずい状態になると、それみたことか、とばかりに記事を書きますが、調子のいいときはあんまり書いてくれませんから、GPIFをインデックス投資の師として仰ぐ私としては、こういう局面では、ここぞとばかりに取りあげてみたくなるわけです。
絶好調なGPIFだが・・・
ただ、調子が良すぎるという側面はあり、たまたま、最近は、波乱はあれどリスク資産は概ね好調だっただけという見方も多いでしょう。これは個人の資産運用も同じです。つまり、、、
- 昨年のみなさんの資産、妙に増えていませんか?
- いい気になって、リスクを取り過ぎていませんか?
ということであります。
長期投資で重要なことは、できるだけ早く始めること、そして、続けることです。そして、続ける上で最も大切なのがリスク管理、自分のリスク許容度の把握です。
「昨年いっぱい上がったから利益確定」というのではなく、あくまで、リスクが判断のポイント。既にある程度の資産がある人はリバランスが必要かもしれませんが、まだおそるおそる積立てを始めたばかりの人は、その心配は10年早かったりするかもしれません。
長期投資で重要なことは、できるだけ早く始めること、そして、続けることです。そして、続ける上で最も大切なのがリスク管理、自分のリスク許容度の把握です。
GPIFは、来年度からの中期計画に向けて基本ポートフォリオの見直しを進めています。当然、こうした観点は考え抜いているはずです。特に金利、為替の影響をもろに受ける、債券へのスタンスがどうなるのか。
私も、一国民として、一インデックス投資家として、今後のGPIFの動向に着眼していきたいと思ってます。
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