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2020年1月 7日 (火)

ムスコのためにその3 つみたてNISA

ムスコのためにその3のテーマは、「つみたてNISA」です。これまた勘所。今回は4つほど。

その1 迷わずつみたてNISA

NISAとは、確定拠出年金とは別に運用益が非課税となる制度。今後継続が決まっているNISAは、一般NISAとつみたてNISAだが両者は目的が違う。

  • 家計の安定的な資産形成の促進 → つみたてNISA
  • 成長資金の供給の促進。→ 一般 NISA

長い時間を持っている若者は、前者の目的でNISA制度を使った方が良さそう。なので、迷わずつみたてNISA。

監督省庁の考え方から察するに今後も資産形成の促進に重心が移っていくことは容易に予想できる。もちろん一般NISAでも資産形成目的に使うことはできるが、シンプルにつみたてNISAにして、その流れに乗った方が良さそうだ。

その2 迷わずインデックスファンド

つみたてNISAは、買える商品が限定されているが、前回エントリーで書いたのと同じ理由で、「全額株式」「インデックスファンド」「全世界分散」、つまり、確定拠出年金とまったく同じか、同等のファンドにするのがオススメ。

その3 できる範囲で積み立てる。

つみたてNISAは年40万円、月当たり33,333円まで投資できる。ただし無理に使い切る必要はない。その時の蓄財余力(収入ー支出)のうち、どれだけ投資に回せるか、リスク許容度の方が優先。生活防衛のためにまずはある程度の現金を貯めたいと言うことであれば、無理に積み立てなくても良い。

「節税制度を使うために資産形成する」ではなく、「資産形成のために節税制度を使う」が原則である。

その4 できるだけホールドする。

確定拠出年金は、その名の通り年金が引き出せる年齢にならないと引き出せないが、NISA口座の方はいつでも払い出せる(売って現金にできる)。しかし、つみたてNISAの非課税枠は売ればなくなってしまう。確実ではないが、期待リターンとその節税効果は長期であるほど大きくなる可能性が高い。非課税期間20年は最大限に利用した方が確率論的には良い。

20年の非課税期間が終わった後も、特定口座で同等のファンドにしてホールドし続け、本当に必要になったときに取り崩すのが長期資産運用の王道のひとつ。

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以上、つみたてNISA4つの勘所でした。

最後に

本シリーズは、「新入社員のみなさまへ 2019」で勘所としてあげた「給与明細」「貯蓄習慣」「確定拠出年金」「つみたてNISA」「生命保険」「ローン」のうち、「確定拠出年金」「つみたてNISA」について書いてみました。また、明日からは、当ブログは定常運転になります。(たいして変わらなかったかもしれないけど(^^;))

お付き合いありがとうございました!

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