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2020年1月 6日 (月)

ムスコのためにその2 確定拠出年金の運用についての基本的な考え方

続きです。

確定拠出年金の運用についてはいくつか勘所があります。

その1 なるべく長くたくさん入る。

確定拠出年金は、

  • 非課税期間の最大化
  • 退職所得控除額の最大化(長いほど控除額は増える)
  • 長期投資の期待値の最大化

以上、3大最大化の観点から、「なるべく長くたくさん入る」が基本。企業型であれば、掛け金はたかがしれている。これがリスク許容度を超えない程度には稼げるように尽力しよう。20代30代は仕事力が、資産形成の大前提。

どのくらいもらえるかの計算は、50代になってから心配すれば良い。人生がどう言う経路をたどるにせよお金はあって困らない。その時、様々な理由でいっぱい入っといて良かったと思えるはず。

その2 全額、株式クラスにする。

非課税額の最大化という観点では、長期的に見て、期待リターンの高い「株式クラス」の一択。

株式を買うと言うことは、その会社のオーナーになること。儲かった方がうれしい。たしかに個別の企業は儲かったり儲からなかったりするが、全体としてみれば儲けは増えるはずだ。豊かになるようにみんなが努力する限り、株式は、短期的には相場の上げ下げがあっても長期的には思わず自己増殖してしまう宿命にある。

その3 インデックスファンドを選ぶ。

投資先は、インデックスファンドの一択。それは、次の2点が主な理由。

  • 継続性
    →インデックスは指数に過ぎない。
     世界がなくならない限りなくならない。
  • 低コスト
    コストは複利で効いてくる。
    同じ運用で年0.1%安いファンドは、年0.1%高い利回りとなる。

早い話、多くの確定拠出年金口座で買えるファンドで長期投資に向いたまともな商品は、インデックスファンドしかないということだ。

その4 全世界に分散する。

未来はわからない。どの国のどの会社の収益が伸びるかも当然わからない。今日の勝者が明日の勝者とは限らないが、明日も勝者かもしれない。大英帝国も衰退したが、ローマは1000年(諸説あり)続いた。

しかし、世界全体としては豊かになるはずだしなって欲しい。でないと、人類は別の心配をしなければなくなるだろうから。

「分散は百利あって一害なし(ジムクレイマーの言葉)」

分散投資は最悪の投資法だ。
 これまで試みられてきた分散投資以外の全ての投資手法を除けばだが」
  (チャーチルのマネをして私が作った言葉)」

この二つの言葉を贈ります。

以上、確定拠出年金の章、終了です。でも、まだ続きますよ〜。

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