セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 第13期運用報告書
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 第13期運用報告書が出てたのでみてみます。
コスト
- (1)ファンドの実質コスト0.499%(その他コストはほぼゼロ)
- (2)投資先のコスト(0.09%)
- (1)(2)合計の総経費率 0.59%
お申し込みメモの説明では、年0.61%±0.02%(税込/概算)ですから、元の信託報酬率が今となっては高いのは致し方ないとして、本ファンドらしいいい感じの運用状況です。
参考指数との比較
セゾンバンガードは、ちゃんと、合成指数のベンチマークを開示しています。
当ファンドにはベンチマークがないため、投資対象資産の市場動向を説明する代表的な指数のMSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(配当込)とブルームバーグ・バークレイズ・グローバル国債:G7インデックスを50%ずつ組み合わせた、委託会社が計算した合成指数を参考指数として記載しております。
その差0.8%/年。参考数値のためなんとも言えませんが、コストが約0.6%/年ですから、本年は、特に問題はなさそうです。
また、参考指数との差は、5年分も掲載されています。真面目。
真面目ではありますが、こちらは、参考数値との差が結構大きいです。うーーん、毎年の運用の積み上げなんで、少しずつ小さくなっていって欲しいですね。
資産総額
1年前の1665億円から増えて、1943億円。12月末には、2000億円も突破しました。
資金流出入の状況をモーニングスターさんから↓
ここ数年、弱い感じもしますが、流入超過継続中です。
これこそが鍵。セゾン投信さんには、ここが流出超過にならないように、受益者還元型のコスト戦略を考えていただきたいところですね。この何年かは、インデックスファンド優勝劣敗、淘汰の時代になるのではないかと思うので、「元祖」の意地を見せて欲しい。
以上、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 第13期運用報告書を眺めてみるエントリーでした。
雑感
思えば、今をときめく「インデックスで全世界時価総額分散、株式債券まとめてこれ一本」を最初に実現したのが、気鋭の中野社長が立ち上げたセゾン投信、当時の水準としてはローコストの旗手だったこのファンドでした。その功績は大きい。
我が家が、現在、レギュラーに購入しているファンドは、以下の2本だけです。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(妻:積み立て歴もうすぐ13年(うち当ファンドも同じくもうすぐ13年))
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) (ムスコ1号 積み立て歴 約2年(うち当ファンド1年))
面白いのは、あれほど、投信積立てに無関心だった妻の変化。最近になって少しはこの資産を当てにするようになって来たんですよねー。5歳年下の妻も、今年は私が早期退職した年齢になります。若いときは必要ないと思ったお金が、歳を取るとその大切さに気が付くものなのかもしれません。増えたし(笑)。そう言う意味では退職金ともよく似た性格のお金です。
私が、手続き無精な妻の代わりに積み立ての段取りをしておいてホントに良かった。13年前のあの時にこのファンドが出てなければ、そのまま貯金、下手するとお小遣いとして消えちゃってましたからね。
積立額は、当時としては、なかったと思える金額。その時よりは積立額を増やしてはいますが、あいかわらず妻のリスク許容度は低いです。でも、それが彼女のリスク許容度なのですから、無理に上げる必要はないのであります。続けることが大事です。
コメント
お久しぶりです。
今年もファンドオブザイヤーに選ばれてましたね。信託報酬が少しくらい高くても、安定感があってやめられないんですよね。積立金額を減らして、増やして、自宅購入で引き出して、その後放置した結果積立金額より増えてます。よく分からないけどスゴいです。
そう言えば私も2007年の夏からなので、13年目です。当時誰かが勧めてたんでしょうか?
投稿: 元公務員 | 2020年2月 1日 (土) 17時46分
>元公務員 様
コメントありがとうございます。
>当時誰かが勧めてたんでしょうか?
私がススメていました(笑)
投稿: NightWalker | 2020年2月 1日 (土) 19時22分
やはり今となってはややコスト高、新規申込者が減少するのでは・・・と心配です。少しでも信託報酬が下がらないかな~
投稿: ほのぼの | 2020年2月 8日 (土) 19時16分
>ほのぼの 様
コメントありがとうございます。
ご返信遅くなり申し訳ございません。
>新規申込者が減少する
これは、私も心配しています。中野さん頑固だからなー。
投稿: NightWalker | 2020年2月13日 (木) 00時23分