リタイア後だって、何をやるかで住むところは決まる
日経マネー研究所、野尻さんの記事。私のようなアーリー含めて、リタイア後,どこに住むかというのは悩みどころのひとつです。
人によって住宅コストの最適化は異なる
野尻さんの記事の超要点は、
- 消費者物価の面では地域格差は小さくなっている
- しかし住宅コストの地域格差はいまだ大きい
- 人口規模がある程度ないと生活水準の維持が難しそうだ
で、リタイア後の移住先の候補として、人口規模がある程度あって家賃が東京の半分以下のところが、ひとつの狙い目ではないか、というわけです。ただ、これは、東京やそれに準ずる住宅コスト高めの都市部に住んでいた人にとっての一般論とも言えます。
- 今の住宅コストは高いのか?
- これまでの住居は、賃貸か持ち家か?
- 親の住居を相続する可能性があるかないか?
昨日のエントリーの老後のお金の話同様、これまた,人によって、リタイア後の住宅コストの最適化は変わってきます。
何をやるかで住むところは変わる
私の場合は、相も変わらず郊外生活を続けています。
- 移住しない方が住宅コストが安くすむ(ローン完済の一戸建て)
- リタイア後の生活は、東京に近くないと楽しくない。
- 住んでる人がまだ現役で活躍中。
最後が一番大きい。ムスコ2号はまだ学生ですし、妻は働いてます。妻は、ダブルワークをやっているうちのひとつが一生続きそうな感じもしますから、死ぬまで住んでいるような気もします。今度、引っ越すとしたら、
- 住居人のやってることが変わったとき
- 自分や妻の介護がはじまったとき
この2つの理由ではないかと。
住んでいる場所が活動力の源泉
後者は、その時の主介護人(たぶんムスコ)のそばに住むというのがおそらくの決め手になるので、今、考えてもわかりません。
前者は、当然あります。ムスコたちが完全に独立して家族が減ればそうでしょうし、妻や私の生活に対する考え方も変わるでしょう。現に、妻が、小さな副業を持ってダブルワークをするまで元気に活動するなんて、私がアーリーリタイアした時点からしばらくは想定してなかった状況です。そして、その妻の活動は住んでる場所と密接な関係があります。多くがネット化した現代においても、住居は、住居人の活動の可能性を決める重要なファクターであることに変わりはないのです。
今の私はというと、やってることが変わると言うより、やってることのスタイルを変えてみたい、こう考えられる程度には元気な今日この頃。リタイア後の住居は、単に住宅コストを下げるという観点より、やはり、住んでいる場所が活動力の源泉であることを重視したい。そのためには、長い「元気高齢者時代」を楽しく過ごすための住宅インフラの確保なりその資金の調達の方が大切ではないかと考える今日この頃です。
コメント