アーリーリタイア後の上昇指向
アーリーリタイアしてから、なくなったときっぱり言い切れるもののひとつが、「組織の中での上昇指向」、いわゆる「出世欲」です。
サラリーマンとしての上昇指向
そりゃそうです。サラリーマンを卒業した今の私は、言ってみれば、社長。いや、会長。いやいや、名誉会長。そもそも、これ以上、出世のしようがないくらいエライ。そもそも、サラリーマンとして出世欲のある人が、早期退職を楽しく選択するわけがありません。かく言う私も辞めるときにはそう言う感情とは無縁の状態に達していました。
私の場合は、そういうのが最初からなかったわけではなく、アラサー、アラフォーのころまでは(たぶん)人並みにはありました。それが、早期リタイアする10年前くらいから、薄れていったんですよね。サラリーマンとしての気持ちの減速。そのころから職務職責が変質して行き、仕事が自己実現とかけ離れてしまったことが大きい。このブログを始めたのもそのころで、なにやら符合します。
早期退職勧奨の時には、私の気持ちと行動は、すっかり早期リタイアモードに同期していたと言えます。4年経っても気持ちが変わらないので、その時の気持ちは勘違いではなかったようです。
アーリーリタイア後の上昇指向
じゃあ、アーリーリタイア後、「上昇指向」がなくなってしまったかというと私の場合はそうでもないようです。
サラリーマン時代にストレス解消のためにやっていたことが、どんどん発展していっちゃうんですよ。私の周辺の人も次から次へと面白い話を持ってきてくれるし、時間はいっぱいあるので断らないでどんどんやっちゃう。しかも、私の中の「上昇指向回路」が勝手に働いてしまうのでありました。すると呼応するがごとく・・・。うーん、サラリーマン生活で染みついてしまったのか、元からそうなのか。
で、だんだん、楽しみでやってたはずのことが加速していき、仕事をしているみたいに感じちゃうんようになるんですよねー。ストレス解消のためにやっていた「やりたいこと」に対して、ストレスを感じてしまうという幸せな矛盾。
てなわけで、最近の目標は、次の二つ。
- 観念して、行けるところまで行ってみる。
- 新たな「遊び&ストレス解消」を見つける。
人生の残り時間は着実になくなってきているわけなので、それもまた、神さまの思し召しと言うことかもしれない、などとと感じる今日この頃でした。
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