火災保険でもらえるお金には何がある? 2019
先日の台風で我が家も被害を受け、火災保険の申請をしたところ、一昨日、保険金が振り込まれました。
で、実際にかかった修理代より多めに出ていました。今回は、それはなんでか、というお話。
その1 損害保険金
損害保険金は、以下の計算式です。
損害保険金=損害額 × 係数
注意点は、係数。必ずしも、100%もらえるわけではないんですよね。
係数=保険金額/再調達価額
再調達価額というのは、もし,保険を掛けた物件が全壊しちゃって再調達したときにいくらかかるかです。私の場合、保険を掛けてから20年以上が過ぎ、保険を掛けたとき当時の保険金額(上限まで掛けてました)よりも、現在の再調達価額が値上がりしていると判断されているみたいでした。実際に業者に支払った税込ベースで逆算すると、87%分しか損害保険金は出てませんでした。これだけだと、修理費用に足が出ちゃいます…。
しかし! 他にももらえる保険金があります。
その2 費用保険金
それが、費用保険金。損保ジャパンさんのQ&Aにわかりやすい説明があります。
損害保険金とは、保険の対象である建物または家財などが損害を受けた場合にその損害に対して支払われる保険金です。
費用保険金とは、建物や家財の損害のほかに、さまざまな費用が必要となり、その費用をサポートするために支払われる保険金です。
保険会社さんからあった電話の説明だと、被害の対応でいろいろ手間を取り出費もあるので、それについても支払うという趣旨とのこと。私の場合、まるっと損害保険金の30%出るそうです。細かくは、これまた損保ジャパンさんの説明をご参照下さい。
細かすぎて、自分がいくらなのかは、個別に聞かないとわかんないですよね。でも、いろいろ考えられて保障内容が決まっていると言うことはわかります。
というわけで、修理費用分は、なんとか保険でカバーできた我が家でした。あーよかった。
が、更に特殊事情がありました。(しつこい)
その3 保険金の削減
私の場合、保険を掛けてから、保険会社もM&Aを繰り返しており、その過程の中で、とある会社が破綻していました。で、その分の保険金が残念ながら削減されるとのこと。削減額は、1,000円くらいだったのですけれど、そういうこともあるんですね。
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以上、めったに使うことがないであろうし、使わざるを得ない事態にも遭遇したくない火災保険。自分自身へのメモという意味合いも含めて書いた今回のエントリーでした。ご参考になれば幸いです。
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