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2019年10月 5日 (土)

「長期・積み立て・分散」を説明する時の私の最初のひと言

よく庶民の投資は「長期・積み立て・分散」が基本だと言われます。私もよく言ってます。いろいろな視点があり、私もいろいろ書いてますが、今回は、説明前の「最初のひと言」(大前提)という視点。

なぜ長期投資なのか?

この疑問に対する私の最初のひと言は、

  • 老後資金を視野においている以上、長期にならざるを得ない。

長期投資だから儲かるわけではないし、リスクが小さくなるわけでもなく、かと言って現金ばかりでは別のリスクを抱え込むことになる。やむを得ない選択であるというわけです。となると、いかに長期投資の旅を渡り歩いていくかが重要だとなります。

なぜ積み立てなのか?

この疑問に対する私の最初のひと言は、

  • サラリーマンが投資資金を捻出するには、積み立てるしかない。

積立だと損をしない的なシミュレーションがしばしば登場します。そう言う疑問を持つ人が多いのですが、長期と行っても人生は有限。投資の期間次第でコロコロ変わるのでそこを主張するのは、いささか危険です。積み立てたから必ず儲かるわけではありませんし、儲かる確率が上がるわけでもありません。

ただ、投資に限らず、長きにわたって何かをコツコツ積み上げていくという姿勢自体には大きな価値があるということは言えるのではないでしょうか。

なぜ分散なのか?

この疑問に対する私の最初のひと言は、

  • 分散したから儲かるわけではない。

この話は、最初に戻ります。長期投資をせざるを得ないのだとすると、長期投資のリスクやデメリットを緩和する手段が必要になってきます。そしてその手段の筆頭が「分散」です。分散は、株式の銘柄分散もありますが、全財産で見た「リスク資産」と「キャッシュ」の分散具合も重要な要素です。

なお、長期投資のデメリット緩和策の2番目が「コスト」であることはいうまでもありません。

以上、「長期・積み立て・分散」を説明する時の私の最初のひと言、でした。

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