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2019年10月27日 (日)

インデックスファンドの信託報酬のゆくえ

最近のインデックスファンドの信託報酬率は、思いっきり下がりました。先日、eMAXIS Slimの最低信託報酬率追従に少し時間がかかってしまったこともあり、今後どうなるんだろうという心配もありますが、私の論点を二つほど。

その1 もう十分安いので心配してない

まず、身もフタもない話ですが、もう十分安いので、コストの心配はしなくなってしまいました。今は、むしろ全世界の株式資産の期待リターンの方が心配。

このブログを始めた頃、日本の先進国株インデックスファンドの信託報酬率は、1%弱でした。中央三井外国株式ファンドが、たしか、0.8%くらいだったと記憶しています。そのときから比べると隔世の感です。当時、どなたか金融関係の方に、「安い安いってどのくらいになったら満足ですか?」と質問されたことがあり、「0.2%台です」とお答えした記憶もあります。

あれから10年。この水準は達成し、それどころか、0.1%程度になってしまいました。個人的には、もう下がらなくても、文句はありません。旧STAMは現行水準に下がって欲しいですけど、ぼやき、負け犬の遠吠えに過ぎなくなりました。

その2 米国と同じコスト水準の時代

上記で「0.2%台になったら満足」とお答えしたとき、相手の方は「・・・」になってしまいました。当時の経費感覚では「無理」ということだったと思うんですが、私の根拠は「米国ができるんだからできる」というものでした。で、あれから10年。とうとう、一部のファンドのコストはその近辺まで到達したわけです。

というわけで、私は、eMAXIS Slimなどの国内投信が、いよいよ米国投信と同じ土俵で戦うべく、同じコスト問題解決手法を取り入れることを期待しています。

それは、シロートの知識でわかるものでも次の2点。

  • 指数の変更(VTがかつてFTSEに指数を変えたのはコストだと聞いています)
  • 貸株の収益を回す(ゼロコストのETFの実現手段として米国で議論があります)

米国の投信がやっている努力を日本もする時代の到来。日本の製造業がはるか昔からやってきた血で血を洗うグローバル競争にようやく金融業界も取り組むことになるというわけです。

私としては、eMAXIS Slimなどの超ローコストインデックスファンドは、国内のファンドではなく米国のファンドのコストをベンチマークとしてがんばって欲しいと願っています。そうなると、米国ETFを買うだけのファンドはちょっと難しい立場になるかもしれません。

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コメント

確かに、もう十分安いですよね。
ここからはもう0.01%台の勝負になってくるので、仮に1000万の投資に対して年1000円、2000円コストが下がったからどうなの?って話と考えると、まあ誤差の範囲ですよね。
(もちろんそれでも安い方がいいに決まってるが、少なくとも乗り換えの材料にはほぼなり得ないかなと)


それにしても旧STAM(現SMT)のコストの高さよ…orz

投稿: mets | 2019年10月27日 (日) 10時11分

>mets 様
コメントありがとうございます。
>旧STAM(現SMT)のコストの高さよ
これは、運用会社が顧客本位ではない根拠の代表例として、代々語り継いでいこうと思います(笑)。

投稿: NightWalker | 2019年10月27日 (日) 10時36分

僕もSMT持ってるんですよねえ、ダウ連動のタイプなんですが、0.5でも高い高い。
利益が乗ってるから利確して税金払ってまでは乗り換えないですけど、暴落きたらとっとと乗り換えるでしょうね。

3年ほど前から僕の新規の買付はETFの1557(SPY)なんですが、信託報酬が0.0945%、もう十分です。
0.01%レベルの誤差であれこれ考えたり乗り換えるコストの方が大きいです。

投稿: 招き猫の右手 | 2019年10月27日 (日) 18時21分

>招き猫の右手 様
コメントありがとうございます。
SMTなど、中途半端に保有コストが高めのファンドは、取り崩し期なったら早めに取り崩すくらいしか打つ手がないですね(^^;)。やれやれです。

投稿: NightWalker | 2019年10月28日 (月) 01時46分

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