財政検証2019を読んで気になるポイントを再整理してみる
Diamond Online 大江さんの記事です。
文章が長い
「「財政検証」というのは"将来予測"をしているわけではなく、(中略)現状の姿を将来に投影するとどうなるかということを検証」にすぎない。「大事なことは、マスコミ等で報道されることをうのみにするのではなく、一次情報を自分で見に行ってきちんと判断すること」という大江さんのご指摘は、その通りだなあ、と。ただ、庶民目線で見ると、年金財政検証は大きな問題があります。それは、
「文章が長い」
ということ。要点をまとめた「2019(令和元)年財政検証結果のポイント」からして、文字がいっぱいですからね。解釈の多様化を招くと同時に、感覚的な問題もあります。人間は「やたら話の長い人は信じない」「小難しい言葉を使う場合はあやしい」っていうか「きらい」という心理が働きます。
そんな庶民の一人である私ですが、「自分ごと」として気になるポイントを整理してみます。
その1 マクロ経済スライド
基本は、インフレ分(賃金上昇分)よりちょっとだけ少ない年金増額となるため、絶対金額が下がらないという工夫はされているものの、今より下がることは下がります。この対策は、次の4つ。
(1)長くはたらく
(2)年金を繰り下げる
(3)その分、資産形成する
(4)節約する
その2 年金改革オプション
財政検証チームが最も言いたかったのがこれではないかと。年金改革オプションです。
(1)被用者保険の更なる適用拡大
(2)保険料拠出期間の延長と受給開始時期の選択
・基礎年金の加入期間の延長
・在職老齢年金の見直し
・厚生年金の加入年齢の上限の引上げ
・就労延長と受給開始時期の選択肢の拡大
身もフタもないですが、「長く働け」「みんなで働け」です。
世の中、魔法はないが処方はある、以上、処方を考えるための私のチェックポイントでした。
財政検証 余談
政治的な素材として注目が集まりがちな「財政検証」ですが、私が心配しているのは年金より、
- 年々増える介護保険、健康保険はどうなるのか?
負担が増えて、得られるサービスも少しずつレベルダウンしていきそうです。勉強課題。
また、その背景にあるのが少子化です。財政検証ではそのことには触れていません。あくまでインプット条件。
年金は、仕送りの社会制度化と言われます。コドモのいない人や子供の財力が不足した場合に、もらえなかった仕送りがもらえるようになったということは、社会の大きな改善点。ですが、少子化の帰結としての年金問題ではなく、年金制度自体が少子化の原因になっていないのか?子孫を残した人に年金としてのインセンティブがあってもよいのではないか?というのが私の疑問。
でも、私がコドモのころ(1970年代前半)、社会で習った人口問題は、人口減少ではなく、人口爆発。このまま増えていって世界は持つのか?ということでした。少子化は、サスティナビリティーの観点からは、ある意味いいことだったりもするので、人口問題は、難しいですね。
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