セミリタイア後の労働感
セミリタイアというのは、完全リタイアではなく少しは働くという考え方と思われます。会社卒業後の労働に対する感じ方は、あたりまえですけど、人によって違うなあ、という話。勝手に分類してみます。
パターン1 少しくらいなら働いて良い
フルタイムで束縛されることがイヤでセミリタイアしたが、働こうと思えば働けるタイプです。もちろん、雇ってもらえる仕事が限られますが、なんとか仕事を見つけ、どんな仕事でもそれなりにできちゃう人です。
この場合は、完全リタイアできるほどの資金がなくても、早期リタイアができます。
でも、こういうタイプの仕事ができる人って、私はすごいと思うんですよね。私は、自分のしたいようなスタイルで仕事ができなくなってしまったため辞めたクチなので、歳も歳だし、探してもしたい仕事がまるで見つからないタイプです。
パターン2 もう働きたくない
セミリタイアしたいと思うひとの中には、もう、労働そのものに嫌気がさしたという人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。とにかく自身の労働力に絶望したとか。
まずいのは、自分のことをパターン1だと思って早期リタイアしてしまったが、実はパターン2だったケース。こういう場合は、完全リタイアできる資金計画無しで早期リタイアしてしまうと大変なことになります。
パターン3 結局、働いてしまう
仕事がイヤで辞めたけれど、家族にグチグチ言われ居心地が悪くなったとか、ヒマでしょうがないと感ずるようになったとか。で、結局、フルタイムで働き直し、毎日活き活き。こうなると、もはや、セミリタイアとは言えません。現役です。
私の場合
ちなみに、今の私の状態は、ほとんどパターン2のつもりのパターン1かな。ブログや本や記事なんかを書いちゃったりしてますからね。微妙。でも、家族からは、パターン2に見えているはずです。幸い私は、家族からグチグチも言われず、ヒマとは全く感じません。介護もあれば、趣味の活動の時間もかなりある。そんな私には、まったく持って快適です。
早期退職後、半年くらい働いて思ったのですが、わたしは、もう雇われ稼業で働く気がまるでない人だと言うことが、つくづくわかりました。若いときの慣性モーメントだけでサラリーマンを30年以上できたんだなと、我ながら感心しています。もはや、自分がやりたいと思うような仕事を探すのは限りなく不可能に近いです。
私は、この事態はかなり確信を持って想定していたので、安全サイドにたおして、完全リタイアの資金計画を立てました。
ただ、雇われ稼業以外であれば、パターン1への復帰もあるのかなと、少し前向きに考えているところもあります。
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