たわらノーロード全世界株式 2019年8月 月次運用レポート
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の有力対抗馬、「たわらノーロード全世界株式」。2019年8月の月次報告が出ていましたので、チェックします。
2019/8 ベンチマークとの乖離率
- ファンド −5.19%(設定来 -4.55%)
- ベンチマーク −5.34%(設定来 -4.54%)
今月の乖離は、プラス0.15%。設定来は、マイナス0.01%。
ファンド設定、1ヶ月目にして、優秀なレコード。現物の組入率が89.7%。残りは先物と現金等です。先物取引を利用してがんばっているということなんでしょうか。
eMAXIS Slim オールカントリーと違い、0.01%単位の報告です。
これは偉い。偉いといったら偉い。もしも、たわらノーロード全世界がSlimオールカントリーと同じ時期に出ていたら、数字についこだわる私は、ここだけ見て、たわらノーロードを推してしまったかな(笑)。おしい!
でも、決断の速度も商品や会社の評価を左右する重要なファクターです。
2019/8 純資産総額
1.16億円でした。
設定、1ヶ月ということもあってか、まだ少ないです。今後の動向を見たいと思います。
2019/8 資金流出入金額
モーニングスターの月次流出入金額です。まだ、始まったばかりなので、流入方向です。
雑感
噂のたわらノーロード全世界株式。出足の運用はすばらしい状況でした。惜しむらくは、
- 出るのが遅かった。
- 先進国株式の信託報酬を値下げするのも遅かった。
ということ。
つみたてNISAで、eMAXIS Slimオールカントリーを選んだムスコが、もし、たわらノーロード全世界株式を利用することがあるとしたら、楽天証券のiDeCoのファンドに採用されたときだと思います。ライバル楽天VTもあります。アセットマネジメントOneさん!積極営業の時ですよ!!
昔からポートフォリオを組んでいる私の場合は、ちょっと違う判断です。暴落等で外国株式を補強しなければならなくなったら、全世界ではなく、たわらノーロード先進国株式を選択するかもしれません。なぜかというと、私が、SMTシリーズ(旧STAM)の次にたくさん持ってるのが、たわらノーロード先進国株式だから。持っている古くからあるファンドが値下がりすると言うことは大きな意味を持っているのです。
たわらノーロードを売って、eMAXIS Slimに乗り換えたりしなくて良かったなと思う今日この頃。信託報酬をマニアックに追求しすぎるのも考え物ですね。
しかし、なんで、SMTシリーズは値下げしないんでしょうね。もし、eMAXIS Slimが出たときに、i-SMT(全く売れてません)なんていうSlimが取った姑息な手段の真似なんかしないで、正々堂々営業努力してSMTを値下げしていたら、Foyの勢力分布も、インデックスファンドの純資産総額の陣取り合戦の様相も、大きく違っていたに違いありません。
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