所得代替率って何?がわかる良記事
日経マネー研究所 日経田村正之さんの記事です。
所得代替率って何?
財政検証でよくわからないのが「賃金代替率」。記事にも、
”厚労省幹部は「我々の過去の説明が代替率に偏っていたのもよくなかった」と悔やむ。”
とあるくらいです。「とやかく言う前に財政検証をよく読め」というお説教めいた声も聞きますが、いや、マジでわかりませんよね、これ。要はいくらもらえるの?と。ねんきんネットでも、さすがに、この財政検証のシナリオまでは、インプットできません。
そんな中、本記事では、所得代替率と物価補正後の年金水準の関係をわかりやすい図にしてくれています。
これは、わかりやすい。
手に届かない範囲ではない程度の自助努力
「現役世代の賃金が上がったとしても、年金世代の手取りはそれほど増えない。今のままか微減」という未来予想図が浮かび上がってきます。
となると話は簡単。そいつはつまらないので、
- その分長く働く
- その分年金を増やす(繰り下げたり、独身なら熟年結婚)
- その分資産を作る(配当などの不労所得や資産取り崩し)
といった、涙が出るほどあたりまえな答えしかありません。もちろん、弱者に優しい日本は、無ければ無いなりに生き抜く道もありますし、少子化を解決した方が手っ取り早いと考える未来人もいるかもしれませんが、まずは自助努力。
そして、それは、「決して手に届かないほど遠い金額ではなさそうだ」ということもわかります。
そういえば、4年前にセミリタイア可能と判断したのも、「決して手に届かないほどではなかった」という感覚だったのを思い出した私でした。理屈と感覚のバランスによる判断、そして、その判断に対する自己責任が、それなりに楽しい未来が欲しいオトナには必要です。
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年金制度に不満を持つヒマがあったらこの本を読むべし。田村さんの本です。未来へのインプットとしてお読みください。オススメです↓
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