週刊東洋経済 2019年8/31号 かんぽの闇・金融商品の罠
最新号、週刊東洋経済 2019年8/31号 第1特集「かんぽの闇・金融商品の罠」に、不肖私、一文を提供させていただく機会を得ました。
週刊東洋経済 かんぽ問題一大特集
話題のかんぽの不適切販売から始まって、ゆうちょ銀行のいろいろな側面に迫る一大特集です。取材も強力、実例も満載です。特集の目次はこちら↓
Part1 かんぽの闇
・顧客無視で契約を量産 問題営業の深すぎる病巣
・あの手この手で契約23本! 独り暮らしの親が狙われる
・「ゆるキャラ」「ボケ」「甘い客」とカモになる客を名付けていた
・どんどん進化する巧みな営業トークにご用心
・コロコロ変わる商品提案 「乗り換え」は本当に必要か
・営業現場はカネの話ばかり モラルを壊した「募集手当」
・宝石名でランクづけ 知られざる郵便局員の序列
・実は加入に値する保険がない かんぽ生命の乏しい商品力
・★なぜ人気なのか疑問だらけ ゆうちょ銀行の売れ筋投信
・不適切募集の大量発覚で郵政民営化は失速必至
・金融庁に届け出た法令違反は氷山の一角に過ぎない
・遠藤金融庁長官インタビュー「顧客本位の経営ができていない」Part2 金融商品の罠
・他人任せは不幸の入り口 回転売買に使われた退職金
・銀行員、証券マン誌上座談会 リテール営業の理想と現実
・外貨建て保険:実態は「不利な外国債投資」
・投資信託:同じ商品でも手数料はバラバラ
・ロボットアドバイザー:「低コストでお任せ運用」と思い込むのは危険
「ゆるキャラ」「ボケ」「甘い客」には、さんざん言ってた「顧客本位」って何なのよという怒りがこみ上げてくるわけですが、最後にお目付役金融庁の遠藤長官も登場します。
不肖私の記事は、上記目次、Part1の★を付けたところです。ちなみに、Part1「実は加入に値する保険がない かんぽ生命の乏しい商品力」とPart2「外貨建て保険:実態は「不利な外国債投資」」は、いつもお世話になっている後田亨さんの記事。何回説明を聞いても複雑怪奇な保険商品。わかりやすく適確な後田さんの記事は勉強になります。
投信購入時のチェックポイントを書いてます。
拙文は「ゆうちょ銀行の投信ランキングを見て気になることを指摘する」という企画の部分。お察しの通りの当ブログ的視点はもちろんなのですが、ランキングを丁寧に見てみると光明もある。ちゃんと見ている消費者もちゃんといる。というような視点も提供させていただきました。
オトナの事情も鑑み、奥歯にものの挟まったような言い方ですみません。本誌をお読みいただければわかっていただけるかと。
本稿、最初お話をいただいたときには1ページだったのが、編集部緒方欽一さんのコラムも加わって最終的には3ページになりました。しがないブロガー風情としては感謝感激雨あられな展開でした。一流経済誌編集の現場の空気を感じることができたのも貴重な勉強の機会でした。
担当編集のみなさまには、拙い私の文章を多岐に渡ってご指導、ブラッシュアップしていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
コメント
お久しぶりです。
元々郵便局時代には、局員が家回ってお金も通帳も預かって、預金しても問題はなかったから、年寄りにはこの感覚のままの人がいそうですね。
今じゃノルマもあり、非正規も多くて、社員も生活がかかってますから、モラルは低下してますね。
アフラックの保険は足りない分を安く加える制度があるし、外貨保険の不透明さなんてずっと言われてるので、ネットなどでも最新の情報は取れるのですが。
そう言えばお盆の時期に、某外資系生命保険会社から「契約締結前、締結時交付書面における記載内容不足のお詫びと訂正のお知らせ」が届きました。既に払済にした古い保険ですが、今更届いても何も出来ない人は多いと思います。
投稿: 元公務員 | 2019年8月26日 (月) 21時43分
>元公務員様
コメントありがとうございます。
情報を自分で調べることが重要ですが、歳を取れば取るほど困難になっていくわけで。
それにしても詫び状だけ来ても困りますよね〜。
投稿: NightWalker | 2019年8月26日 (月) 22時15分