つみたて投資のメリットと資産形成プロセスの順番の話
つみたて投資には、始めやすいというメリットがあります。始めるプロセスを説明すると、どんな感じなるかというと、
説明しやすい帰納的な資産形成のプロセス
標準というか説明しやすいプロセスは、こんな帰納的な説明です。
- ライフプランを考え資産形成の目標額を決める。
- 必要な投入資金やリスクの適性化を検討する。
- つみたて資金捻出を仕掛け化する。
- つみたて投資を始める。
仕事と同じでまずは数値目標を立てて・・・と、待って?・・・かと言うと私や私の家族の場合、そうではありません。
私の場合の現実的だった資産形成のプロセス
- まずは、つみたて投資を始めた。
→とりあえず少額で開始。 - つみたて資金捻出を仕掛け化した。
→家計の見直しをして続くようにする。 - 投入資金やリスクの適性化をときどき検討。
→ほんとにその金額でいいのか考えてフィードバック。 - 資産形成とライフプランの見通しが定まる。
→演繹的に資産形成の見通しがわかる。あるお金で生きる。
まずは始める。あとは、結果オーライなプロセス。人生は帰納的ではなく演繹的なのです。 最初のプロセスとは全く逆。私が、古くは持ち株会を始めたときもそうでしたし、ネット証券を開設してからもそう。妻もそうでムスコもそう。
少額で始められるつみたて投資のメリットを活かす
昨日のエントリーとも重なりますが、投資も計画より実行だったわけで。だいたい私が仕事で何がイヤだったかと言って、「数値目標」と「締め切り」です。そんな私に最初に書いたような計画的な資産形成プロセスができるわけはなかったのでした。振り返れば、逆にこの順番じゃなかったら、私も妻もムスコも投資をスタートできなかったように思います。
投資のやり方だけではなく、投資の目的のひとつである老後資金ですら、始めないことには、「わからない」「気付かない」「実感できない」という部分が多々あります。人間、世間の荒波にさらされて初めて、脳内計算力が回転し出すようにできているのであります。
投資をしようかどうしようか迷っててずっと始められない人は、最初のうちは、本を買って勉強してるとでも思って、毎日100円でも、月5,000円からでもとりあえず始める。迷ったら全世界株式分散。それでいいんじゃないかと。
それこそが、少額でできる投資信託のつみたて投資のメリットだと思ってます。
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