私が、さくっと投信をチェックするときの着眼点
先日もモーニングスターさんのブロガー交流会で話してたのですが、私が、さくっと投信をチェックするときの着眼点を整理してみます。
その1 ベンチマークとの比較
ファンドがベンチマークとどの程度乖離しているかです。思うところを例によって箇条書き。
- ベンチマークがないのは論外。「本ファンドは何でもあり。世界と勝負してる」というならMSCI ACWIと勝負すればいいし、バランスファンドというなら、たとえ自前のコンポジット指数でもいいので比較している方が正直でよろしい。
- 分配してない投信なら、配当込み指数と勝負すべし。
- ベンチマークは本来そのファンドの運用とあっているものを選んでいるか。たとえば、中小型株で運用しているのに、大型株の影響をどうしても受けるTOPIXと比較するのはどうか。
と言ったあたり。こここそ、運用会社にはまかせられない、モーニングスターさんのような客観的なバイヤーズガイドの出番だとは思います。
その2 資金流出入
- 急に資金が流入していないか?
- 急に資金が流出していないか?
あくまで長期投資家の視点ですが、少しずつ資金が流入して大きく育つファンドが、私としてはうれしい。ファンドを船とするなら、船に妙な輩(失礼)が乗船していないか?というわけです。乗組員(クルー)の質がファンドに与える影響は大きいです。
その3 コスト
毎度おなじみです。
- 信託報酬率はリーズナブルか?
- こっそり別のコストがかかっていないか?
→その他コストや為替ヘッジコスト - まさか購入手数料を取ろうとしてないか?
<ご参考エントリー>
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もちろん、アクティブファンドの場合だと、ファンドの運用方針が当初と変わっていないか?、運用方針通りの銘柄選定か?、毎月ファンドの銘柄が大きく変わっていないか?ということが重要になってくるとは思うのですが、なかなか、追っかけるのはたいへんです。そんな私はインデックスの犬(笑)。
今回は、あくまで「さくっと」という投信チェックの着眼点でした。
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