イデコ 賢く使う7つの法則と私の3つの願望
イデコ 賢く使う7つの法則
田村さんは、イデコ 賢く使う法則として、次の7つを上げています。
- 法則1、掛け金はなるべく多く拠出
- 法則2、口座管理料の低い金融機関を選ぶ
- 法則3、投信のコスト差は長期の成績を左右
- 法則4、世界の株式に長期分散投資
- 法則5、途中で使うお金はNISAで
- 法則6、NISAとイデコの併用を
- 法則7、引き出し時には節税の工夫を
法則7は、出口が近付いてからでも大丈夫ですが、それ以外は、ぜひ最初から抑えておきたいですね。なお上記引用では、記事中にある「安心老後」というワードは私の独断と偏見により削除してます(^^;)。
iDeCo 当局への私の3つの願望
そんなすばらしいiDeCoなのですが、根本的なところで致命的な使いづらさがあると私は感じています。それは、次の3つ。
(1)iDeCo口座を開設するに当たって、会社に許可をもらうフローは廃止して欲しい。
iDeCoなんてどこ吹く風という小さな会社に勤めているモノにとっては、正直、会社への説明が相当なプレッシャーです。若いうちは転職を考えていたりして、許可をもらった途端に退職届なんて言うのも気まず過ぎる。ムスコも現在このプレッシャーで会社に書類を持っていかない…。親が付いて行くのもさすがにあれだし(笑)。
(2)企業型は廃止して、すべてiDeCoに統一して欲しい。
ポータビリティを売り物にしているのに、転職する都度めんどくさい手続きが必要になるのもナンセンス。企業型なんて廃止してiDeCoに統一しちゃえばいいのです。
(3)iDeCoの年間拠出額の上限と現状60歳の拠出期間の限度を撤廃して欲しい。
たとえば、収入が少なくて長い間確定拠出年金制度に入れなかった人が、その後、収入が増えても拠出の総額を増やすことができません。時間は戻せないのです。確定拠出年金は、退職金の少ない弱者救済の制度。挽回のチャンスが欲しい。どうせ、出口のところで、退職金控除相当分以上に対して課税するわけで、なんとかならないかなーと。
以上、田村さんの良記事のご紹介と、ムスコの未来を思う私の切なくも勝手な願望のエントリーでした。
コメント
「願望から要求」する政党が欲しい。
当局への三つの願望、強く同意致しました。
自分の娘達や、孫達の遠い将来を思う時、「国の負の遺産」から逃れられないと思います。
野党の皆さんも、批判ばかりでなく、記事にある具体的な骨のある政策提言を要求するべき。
それにしても、この前の参議院選挙の投票率48.8%史上2番目の低さでした。
うちの二人の娘達も、投票に行きませんでした。自分達の将来を考えていません。
投稿: オークX32 | 2019年8月 7日 (水) 08時13分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
これは政治家が考える話ではなく、厚労省の担当部署、および民間ブレーンの仕事だと思います。どこの政党になろうと共通する課題解決です。厚労省も金融庁のようにブロガーからヒアリングしてくれればいいのに(笑)。
投稿: NightWalker | 2019年8月 7日 (水) 11時22分
年金制度は、未来永劫続く制度です。オーク世代、娘世代、孫世代、国が存続する間守り抜かねばなりまでん。しかし、人口減少、マクロスライド、賦課方式、解決しなければならない課題が山積しています。国家公務員や民間企業レベルでの解決は出来ません。
与党でも、野党でも、一緒でも、なんでも構いません。保険料、税金、自己責任、未来のあるべき年金制度を、国民的運動に盛り上げれば、選挙に関心持つかと思い、コメントしました。
投稿: オークX32 | 2019年8月 7日 (水) 16時52分
オークさんのお気持ちはわかりました。
ただ 若い人は年金に不安はあっても興味はありません。私もそうでしたし、ムスコもそうです。そんな重苦しい未来を描いたところで若い人が選挙に行くとは思えません。
年金問題が国民的議論になるとすれば本当に危機が訪れた時ですが、そうならないようにオトナがベターな選択をしていく話だと思います。財政検証等を見る限りマクロにはそういう動きをしています。
>国家公務員や民間企業レベルでの解決は出来ません。
立案はできるし、しなければなりません。方向性を決めるのと判断するのは政治家ですが。国民のレベル以上の政治は生まれない。それが民主主義だと考えます。
私のアイデアは政治家が出るまでもなく出てもらっても面倒なレベルのささやかなモノです。
投稿: NightWalker | 2019年8月 7日 (水) 17時48分