お金の未来年表
先日、お邪魔した、モーニングスター「投信ブロガー・サービスご愛用ユーザー交流会」で頂戴した朝倉智也さんの本を読んでみました。
お金の未来予想図をさくっとおつむに入れることができる本
章立ては、
- 第1章【2020~2024年】「完全キャッシュレス社会」の到来!
- 第2章【2025~2030年】 ブロックチェーンの急速な進化
- 第3章【2031~2035年】「デジタル通貨」時代の幕開け
となっており、いわゆるキャッシュレスの話なのですが、5Gに象徴される通信インフラの発展を背景とした、自動車の自動運転、それに絡む保険などなど、話は年表仕立てで多岐に渡って展開します。いろんなキーワードがてんこ盛り。
読みやすく、お金の未来予想図をさくっとおつむに入れることができました。
資産運用のAI化の話
さて、本書の終盤で、「資産運用のAI化」についても、少し触れられています。
"ロボアドの資産運用は、「AIが運用する」というイメージとはかなり異なっているのが実情です。しかし、20XX年(XXは私が自粛、本書には書いてあります)、イメージ通りの完全なロボアドが登場することになります。(中略) 運用コストが安ければ安いほど、運用成績は向上することになり、ファンドマネージャーにとって、厳しい冬が訪れることになるかもしれません。"
とありました。
将来は、アニュアルレポートより詳しい企業の情報や、マーケットの評判、投資家の行動などもビッグデータ化され、ネット上で瞬時にわかるようになり、アマチュアは太刀打ちできなくなるんでしょうかねー。
もし、AI資産運用が、コンピューター将棋のように人間を超えるようになったとしたらどうなるか。結果、市場は効率化し、インデックス投資自体は不滅なのかなあ。インデックス投資ばかりを人々が選ぶようになってしまい、別な世界が展開するのか…。
これが実現するのは、私は、この世にいるかどうかあやしい頃でしょうから、個人的には鬼が笑いまくる話ではあります。ムスコたちの時代。見てみたい。
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