ドルコストの話 2019
年に一度はドルコストの話。かつては、ドルコスト平均法は合理的か否かという議論があったのですが、最近は、めっきり、影が薄くなりました。
ドルコストをするべきシンプルな理由
理由は、
つみたてNISAとDCを始めると思わずドルコストになってしまう
からです。ずいぶん長い間考えてきたような気もしますが、ドルコストをするべき理由は、ずいぶんとシンプルで身もフタもないものに集約されちゃいました。
若いうちにつみたてを始めれば、上記二つで、庶民的な老後の基礎資産は、ほぼほぼ完成。それ以外の資金は(これだけでもたいへんですが)、現役時代を謳歌、あるいは大いなる野望に向けた資産形成に向ければいいのです。
ドルコストは無色透明
去年のまとめエントリー(ドルコストを選ぶ5つの理由 2018))では、以下の5つの理由を挙げましたが、
- その1 つみたてNISAを利用すると自動的にドルコストになる
- その2 サラリーマンが最速で投資するもっともカンタンな方法
- その3 ゆるやかにリスク制御できる
- その4 蓄財の習慣化をしやすい
- その5 無料の精神安定剤
よく考えれば、その1で終了。
もはや、ドルコストが合理的かどうかではなく、資産形成の足を引っ張るか引っ張らないかです。幸いなことに、ドルコストは損でも得でもなく、無色透明。それに加え、長期投資成功の最大のカギ「継続」の糧である、蓄財の仕組み化や精神安定剤効果もあります。
というわけで、「ドルコストなら安く買えておトクです」とか「儲かる確率が高いです」といった錯覚を起こさせるようなセールストークには要注意ですが、ドルコスト自体をネガティブに考える必要はなさそうです。
ドルコストの是非は、私と同世代の人が抱えがちな「ある程度まとまったお金を持っている場合にどうするか?」という視点で問うべきなのかもしれません。
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