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2019年8月15日 (木)

資産をどう守るか?2つの観点

日経マネー研究所 QUICK資産運用研究所 北澤千秋さんです。こういう相場になってくると、出てくるのが債券、為替ヘッジ、金というキーワード。とは言え、往々にして「1年前に仕込めればよかったのに」となるわけで、相場が悪くなってからでは遅かったりするのが、世の常であります。

資産をどう守るか?

私もウォッチ用に金ETF(1326 SPDR ゴールド・シェア)を持ってたりして、先日泣く泣く整理したウェルズリーインカムファンドと並んでそろそろ終活の商品整理の対象かなあと思ってたりしたら、たしかに最近、金は、堅調な値動き。

さて、そんな資産活用世代となりつつある私ですが、「資産を守る」は、次の2つの観点で考えています。

その1 値下がりから守る

これは、リスク資産の比率を自分なりの適切な比率にすることにつきます。私の場合は、

  • 死ぬまでに使う可能性のあるお金は現金で持つ(広い意味での生活防衛資金)
  • 残りの余裕資産をカウチポテトポートフォリオで持つ。

こんな感じ。

早期リタイアする前と後で特に考え方が大きく変わったのは、生活防衛資金です。

リタイアする前は、全財産で管理し必要なお金を適正な比率で少しずつ取り崩すべきだと考えていたのですが、今は、必要なお金と余裕資金を区別してます。早期リタイアという特殊事情もあって数ヶ月分だった生活防衛資金が10年分に拡大したイメージ。

健康年齢で考えると自信を持ってリスク管理ができる残り時間は意外に長くはありません。なので、必要な分のお金は現金でいいのかなと。そこから先はリバランスすらしない完全ほったらかしモードの予定です。それだけ年齢を重ねたと言うことであります。

その2 インフレから守る

もうひとつはインフレリスク。インフレ耐性があると多少なりとも自信を持てそうな資産は、株式とせいぜいREIT。ちょっとまえにさくっと計算した感じでは、ゆるやかなインフレであれば、1〜2割くらい株式資産があれば、そこそこ大丈夫そう。

私の場合、運用資産(=証券会社の口座)はカウチポテトですが、全財産で見れば、リスク資産比率はその半分程度で、ゆるやかなインフレ耐性はあるのではないかと。公的年金自身にもマクロ経済スライドで目減りするとは言え、インフレ耐性がありますし。

ちなみに想定を超える派手なインフレが起こるようなことになれば、おそらくお金の安全より身の安全の方が課題となるでしょう。

というわけで、私の資産防衛策には、金もヘッジあり外国債券も登場しないのでした。次から次へと入れ替えが必要な資産では、シニアも現役も資産は守れる確率は上がらないのではないかとあらためて考える今日この頃。

  • 運用は生涯余裕資金で行い、こちらは一生カウチポテト。
  • インフレ耐性のある資産は株式(とせいぜいREIT)と心得る。

シンプル化の一途をたどる日々でした。今後は商品整理が課題です。

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