私の愛した金融口座 ありがとうマネックス証券編
さて、今年は、真の老後に備え、金融口座の断捨離の年と決めている私。今月は、私としてはかなり思い切った断捨離をしました。
さらば愛しのマネックス証券
タイトルにあるとおり、今月はマネックス証券を解約しました。大決断。
マネックス証券は、19年前、私が投資を開始したときに最初に作り、私にバンガードの存在を教えてくれた個人的にエポックメイキングな証券会社。投資人生初期のメイン証券会社でもありました。
しかし、だんだん、マネックス証券から、心も資産も離れていきました。理由は、二つ。
- SBI証券、楽天証券のサービス競争で後塵を拝することが多くなった。
- 初期の差別化であったはずのバンガード投信の販売を止めた。
先日の米国株式最低手数料騒ぎ(令和元年夏の米国株手数料まつり)は象徴的でした。コスト競争を仕掛けたはずのマネックス証券の反応が、わずかとは言え結局最後になってしまう。
また、当初は、他社に真似できない差別化サービスであったはずのバンガード投信の販売も止めてしまいました。バンガードジャパンが国内で諸手続の申請をするのを止めたためとなっていますが、実のところ、マネックス証券が年0.6%という口座管理手数料を下げず、肝心のインデックス投資家が離れて行ってしまったことに起因していると感じています。
というわけで、今回の断捨離では、断腸の思いで私の最長保有ファンド「ウェルズリーインカムファンド」を売却。まあ、今月は米国株の相場が良かったですから、これもまた結果オーライと考えます。この結果、ポートフォリオがどうなったかは、月末恒例のポートフォリオ報告エントリーで。
ありがとうマネックス証券!
でも、平日の昼間に証券会社に行ったり電話したりなんてことができなかった19年前の私に、結果として株式投資を本格的に始める機会を与えてくれ、また知るよしもなかった海の向こうのグレートカンパニー、バンガードを教えてくれたマネックス証券、そして、松本大会長には、勝手に感謝しております。
ありがとうマネックス証券!
おまけの断捨離
かんぽで揺れるゆうちょ。残高をちょっとだけ残して全く使っていなかったゆうちょ銀行の口座を、ついでと言っちゃなんですが、ゼロ円にしました。10を越える銀行口座とお付き合いしてきた私も、遊休口座含めて、ようやく、
- 地元の地銀(生活口座)→人生で一番最初に作った銀行口座
- 楽天銀行
- オリックス銀行(定期預金用)
- 新生銀用(遊休口座だが残高あり)
の4行にまで減りました。金融口座の終活最終章です。
あー、しんどい。
若いみなさんは、決して次から次へと口座を開設しないようにしてくださいね。仙人世代からの伝言でした。
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いています。
マネックス証券への想い、私も同感です。
初めて作ったネット証券の口座、バンガード、インデックス投資を知るきっかけになったのは、松本社長と内藤忍氏のコラムでした。
いつの頃からか、マネックスの商品のラインナップに魅力を感じなくなり、SBI証券(住信SBIネット銀行を含めて)をメイン口座に切り替えてしまいました。
時代の変化に対応し続けることの大切さを学ばせていただいことに、感謝です。
投稿: おむすびエビフライ | 2019年7月26日 (金) 00時27分
>おむすびエビフライ 様
コメントありがとうございます。
>時代の変化に対応し続けることの大切さ
変化こそ唯一の永遠。
長期投資では、長く付き合える投信もですが、証券会社にも同じことが言えますよね。
投稿: NightWalker | 2019年7月27日 (土) 00時01分