リタイア後の「やりたいことリスト」の話
マネー研究所 山崎俊輔さん。老後の2000万円の話なのですが、今回拾うのは、2000万円ネタとは全く関係ないキーワード。『老後の「やりたいことリスト」』です。山崎さん、すみません。お詫びに山崎さんの本のリンクを貼っときます。
ご紹介記事の、最後の段落。
貯蓄額が増えるたび、あなたの老後の「やりたいことリスト」の中で実現できるものを増やしていくことができる、と考えてみてはいかがでしょうか。
のところです。
早期リタイア後のやりたいことリスト 私の場合
さて、さっそく、私の場合を思い出してみました。時は4年前に巻き戻ります。
いきなり早期退職勧奨を受けた私は、その日の会社の帰り道ではその時まで全く考えていなかった「アーリーリタイア」の文字が、電光掲示板のごとく頭の中を舞い踊り、非常にウキウキしていました。(注:普通の人は、落ち込む場面です。念のため。) その勢いで、何をやろうかなーと考え、にわかに、やりたいことリストが、これまた、電光掲示板のごとく・・・。
かくして、実際に退職するまでの半年間、あれこれ考えたのでした。で、セミリタイアしての4年はどうだったかというと、すみません、
新しくやりたいことリストに書いたことは何一つできませんでした・・・。
いきなりできた黒歴史と言うことで、そのリストは私のMacから消去されることになったのでした。
人生は、投資もびっくりのボラティリティ
じゃあ、何にも新しいことをやっていなかったかというと、そうでもありません。下記エントリーで、自分の顔はアーリーリタイア後には増えなかった、という話を書いたのですが、
既にできていた、「家庭」「趣味の活動」「ブロガー」それぞれのフィールドでの自分の顔が、ほんとアーリーリタイアしといて良かったと思えるほどに大きくブレーク(一部負担)したのでした。介護しかり、趣味の活動範囲しかり、ブロガーしかり(まさか本を書くことにまでなろうとは想像すらしてませんでした)。
人生には、時に投資もびっくりのボラティリティがあります。
どんなときも夢を描くことは大切
じゃあ、やりたいことリストを書く、つまり夢を描くことが無意味だったかというとそうではないと思うんですよね。それが生きて行く推進力となり、別なのことがぱっと花開くみたいな。これ、今にして思い返すに仕事が絶好調だったアラサー、アラフォーの頃もそうでした。夢と野望が大事なんです。更に思い返すと、会社の中で夢を描けなくなったことが、その後のサラリーマン人生の失速にもつながってしまったのです。でもいいんです。
また、新しい夢を描けば良いんですから。
その夢の中であくせくと活動したことが、思いもよらない形で目の前に扉を開いてくれたとき、すかさず、飛び込むべしと言うのが今の私の教訓です。
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