« 『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』純資産残高 500 億円突破で信託報酬率に還元 | トップページ | 日本の運用会社に学んで欲しい哲学としてのバンガード »

2019年7月12日 (金)

早期退職勧奨を受けたときに考えたことを思い出してみる 2019

日経さんです。人生100年時代だって言うのに早期退職が増えているようです。バブル入社世代が50代になったことと関係があると思われます。

はじめに 早期退職勧奨を受けたら?

基本は「華麗にスルー」です。辞めたくないと思っている場合はもちろんですが、特に転職すればなんとかなると考えているような場合。

会社から積極的に早期退職勧奨を受けるのは往々にしてアラフィフ以上。早期退職勧奨を受けやすい程度には、日本全国的に余りがちな年齢層とも言えます。そもそも再就職先を見つけるのは難しいでしょうし、転職すれば給料はだいたい下がります。給料上がるくらいの転職力のある人なら早期退職勧奨の対象にならないとも言えるわけで。

とは言え、早期退職したいんならしてしまえばいいのであります。そのくらいの自由度は人間にはあり、かく言う当時の私もウキウキしちゃったわけです。それにしても、チェックしておいた方が良いあたりまえすぎる観点もあります。

次の就職先のメドがあるか?

つい、しばらく休んでからまた働こうという気になるのですが、私の経験では、もろもろ問題があります。

  • 休んでいると、まずは働く気が無くなる。
  • また働く気が復活するまで休むといいが、結構時間が要る。半年くらいじゃ休んだにならない。
  • しかし、年齢も刻一刻と上がり、再就職はどんどん困難になる
  • で、中途半端に休んで再就職することになるが、気力が十分復活していないため、結局辞める(辞めた)

いずれも個人差はあるとは思いますが、それまで働いていた勢い、いわば労働の慣性モーメントを利用して転職した方が良いのではないかと推察します。

もちろん、再就職のメドなんか無くても、早期退職できる場合は当然あります。端的に言えば、

死ぬまで生きるくらいのメドがあるか?

です。身もフタもないですけど、お金で人生は選べます。

これは、単に資産額では決まりません。よく「○○歳、資産○○○○万円でアーリーリタイアできるか?」というお題がありますが、愚問です。資産以外の要素の方が圧倒的に大きいのです。わかりやすい極端な例で言えば、パートナーに安定収入がありその収入で一生分の生活費がまかなえれば、資産がなくてもアーリーリタイアできます。

年齢、年金、持ち家か否か、家族の金銭事情、支出、リタイア後の収入力(投資収益も含む)、遺産などの複合要因、そのトレードオフであり、思ったほど資産がなくても、完全アーリーリタイアが可能となるケースもあります。もちろん、見積り誤りはありますから、そこは自己責任となります。

おまけ 早期退職勧奨を受けたときに考えた算段

おまけで、4年前、早期退職勧奨を受けたときに私が考えた算段を二つほど。

(1)早期退職割増金は、これが最後。ワンチャンスかもしれない。

「早期退職割増金」なるものが、いつまでもあるわけではありません。

最近、企業のリストラ手段として、本業とは全く関係ない業務の会社を立ち上げて出向を命ずるケースがあります。「君しかいない」というわけです。もちろん、不屈の魂で立派にそれを乗り越え、本社に凱旋して、社長になるという成功ストーリーも経済誌によく出ては来ます。でも、そうではなく、出向先でイヤになって辞めたりなんかしたら自己都合退職になってしまい、モロモロの恩恵はありません。

(2)割増退職金は本当に割増か?

割増率が、本当にリーズナブルかどうかです。割増といいながら良く計算して見たら「定年まで勤めたときの退職金より安いじゃん」みたいな話だとがっかりです。

以上、4年前を思い出して書いてみました。それにしても、もう4年か。時の経つのは早いモノです。人生なんとかなるもんです。

|
follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« 『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』純資産残高 500 億円突破で信託報酬率に還元 | トップページ | 日本の運用会社に学んで欲しい哲学としてのバンガード »

コメント

いつも拝見させていただいてます。今回の記事とても共感しました。
私は令和元年6月末に55歳で依願退職しました。
予定では3人目の末っ子が社会人になった後の、来年の6月に退職する予定でしたが、4月の人事異動で不本意な職場を命ぜられたので思い切りました。
当初の計算では退職金や貯蓄などで年金支給まで何とかなりそう…(リスク資産を除いて)の予定でしたが、一年前倒ししたことで63歳頃で底がつきそうです。(笑)
でも、4月中旬から有休消化に入り、今までやりたいけど時間が無くて出来なかったことを思う存分出来るようになったら、お金より人生を楽しめる時間だな~と思うようになりました。
にわかで始めた家庭菜園で思った以上に収穫できて、食べるのに苦心したり(そのために掛けた投資額は無視)、子供のためにと、手作りソーセージやベーコン作りを再開して「そう、この味なんだよね!」と幼いころに覚えた味を子供たちが思い出してくれることがとても嬉しいです。
夜寝るときに明日はあれして、これはどうするかな~などと考えながら眠りにつき、朝目覚めて、今日はこれして、あれはまだいいか!と自分の生き方を自身でコントロールできることが楽しいです。
計画立ててもその通りに行かないが人生で、妻共々リタイアする予定が、暇に耐え切れない妻がパートを再開したり、アルバイトを始めた末っ子が、「車自由に使わせてね!ガソリン代は俺が持つから!」と予定していなかったことが
次々に起こり、「計画なんて考えるだけ無駄なのかなぁ~明日は明日の風が吹く~!」と、気楽に過ごして行こうと思います。

投稿: 人生nariyuki55 | 2019年7月13日 (土) 01時36分

>人生nariyuki55様
コメントありがとうございます。
>明日は明日の風が吹く
セミリタイアしていい人に必要な資質だと思います。老後が不安で不安でしょうがないという人には向いてない(笑)。いったんモロモロ捨て去ってゼロなると、実はそうでもなかったことにも気が付きます。これから起きることは全部プラス。
人生nariyuki55さんのこれからの人生が有意義なものになりますよう及ばずながら祈念申し上げます。

投稿: NightWalker | 2019年7月13日 (土) 09時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』純資産残高 500 億円突破で信託報酬率に還元 | トップページ | 日本の運用会社に学んで欲しい哲学としてのバンガード »

 
 
Copyright © 2005 - 2019 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.