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2019年7月11日 (木)

『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』純資産残高 500 億円突破で信託報酬率に還元

三菱UFJ国際投信さんです。

突破のちょっと前から、eMAXIS Slimの専用サイトでは、もうすぐ500億超えますよ〜、という小躍りするようなポップが出てましたが(もう、今は見られません)、ついに突破して、『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』の信託報酬率が微妙に下がります。

純資産残高 500 億円突破で信託報酬率に還元

eMAXIS Slimシリーズは、受益者還元型の信託報酬率になっています。

「純資産総額が大きくなると大きくなった分、受益者のみなさんにもちょっとだけどお返ししますよ」というシステムで、このたび、めでたく最初の壁である、500億円を突破したというわけです。

ファンドの純資産総額に応じて 信託報酬率(年率)
合計 委託会社 販売会社 受託会社
500億円未満の部分 0.0999% 0.03995% 0.03995% 0.02%
500億円以上1000億円未満の部分 0.0949% 0.03495% 0.03995% 0.02%
1000億円以上の部分 0.0899% 0.02995% 0.03995% 0.02%

純資産総額が増えると、委託会社(三菱UFJ国際投信)の取り分が減って行く構造。

本件、春に伺った三菱UFJ国際投信ブロガー・ミーティングでも、Slimシリーズのメリットとして強く宣伝されていました。

eMAXIS Slimシリーズは、純資産総額が増大すると信託報酬が下がっていく仕組みがあり、最初の壁が500億円なのですが、eMAXIS Slim先進国株式が現在400億円を越え、いよいよその視野に入ってきたとのこと。となると、eMAXIS Slimは他社と同じ信託報酬率であっても微妙に安いという状態になります。

受益者還元型の信託報酬率 次なるステージは?

表の読み方の注意点は、500億円超えたら、全部まとめて0.0999%→0.0949%となるわけではないこと。

  • 500億円分は、0.0999%のまま。
  • 500億円を超えた部分だけ、0.0949%に値下がり

となります。

次なるステージは、1000億円突破。きっと、突破してくれるのではないでしょうか。

ところで、気になるのは、じゃあ、1500億円、2000億円になったら?です。今の、信託報酬還元テーブルでは、これ以上下がりません。

でも、ブロガーミーティングの時の感触では、そこでストップという冷たい判断にはならないような空気をとても微妙に感じたと言うことだけ申し添えておきます。正直、今のインデックスファンドの規模は、世界レベルで見ると、一桁、二桁違うような気がするんですよね。そのとき、全体としての信託報酬率を見合うレベルに下げるのか、1000億円以上の続きを定義するのか、両方なのか。

まあ、これに限らず、旧eMAXISシリーズの受益者が嘆息してしまう、インデックスファンドとして考え得る理想のスペックをこれでもかとぶち込んで来るのが同シリーズ。未来を楽しみに待とうと思います。

三菱UFJ国際投信さん、500億円突破おめでとうございます。

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