人生100年時代を乗り切るために必要なのは「もう1人の自分」
週刊東洋経済 7/20号です。特集、人生100年時代の稼ぐ力 です。
人生100年時代の一般解は、長く稼ぐ
特集のイントロダクションは、
大企業の45歳を対象とした人員削減や『老後2000万円不足」問題など、将来の収入への不安は募るばかり。副業や資格を持つことで、長く稼ぐすべを身に付けよう。
人生100年時代を乗り切る一般解は、以下になります。
(1)長く働く。
(2)年金受給開始を遅らせて年金額を増やす。
(2)は、(1)による帰結とも言えますので、本誌本号の特集では、いかに長く稼ぐかをテーマに、「副業」「副業にまつわる法律と税率の基本」「役立ちそうな資格」「学び直し」「いろいろな体験談」。最後は、ライフシフトのリンダ・グラットンさんのインタビューまで付いてます。御興味のある方は、お読みください。
一般解の方向で努力が報われる人も多いでしょう。スキルを磨き直して、新しい仕事に適応して・・・しかし、そうはうまく行かない人もいます(私)。
人生100年時代には特殊解もある。
そんな人には特殊解。そうです、早期リタイア。60歳でもアーリーリタイアとされる時代。人生は一本道ではありません。人生は王道以外にも道はあります。
稼いで資産形成するのは人生前半。人生後半はコスパを上げて暮らす。この場合、人生後半では、別に稼ぐ必要はありません。何か充実することをしていればいいのです。
一般解と特殊解に共通して必要な二つのこと
本誌本特集は、決して、早期リタイアを推奨する趣旨ではありませんが、当世二大老後評論の雄、楠木新さん、大江英樹さんへの取材記事があり、すごく重要なキーワードが出てきます。
- (充実した中高年は)在職中から会社員とは違う「もう1人の自分」を見つけていた。(楠木新さん)
- 能力の棚卸しは難しい(もう1人の自分は)他人が教えてくれる。(大江英樹さん)
( )は私が勝手に挿入。
これには大きく同意、というか実感してます。一般解にせよ、特殊解にせよ共通して必要なモノ。それは、「もう1人の自分」です。私も介護生活にへこたれながらも楽しく人生を生きておりますが、1人ならず、2人ほど、会社以外の自分がいたことが、そんな活動力の大きな源泉となっています。
そして、共通することのもうひとつが、「資産形成」であることは、言うまでもありません。
コメント
本当に、そう思います。
歳取ると、精神のエネルギーが枯渇してしまい、新しいこととかを受け付けなくなってきていることを自覚しています。
色々と余力のある内に、多少無理してでも、趣味とか生きがいとかライフワークとかを構築しておかないと、定年後は何もできなるなると思います。
まぁ、私なんかは半分手遅れなんですけど。
投稿: 見知らぬ男 | 2019年7月21日 (日) 19時07分
>見知らぬ男様
コメントありがとうございます。
今日が一番若い。
私自身の経験で言えば、何かお誘いがあったときに心のシャッターを閉じなかったのが良かった気がします。
投稿: NightWalker | 2019年7月22日 (月) 01時19分