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2019年7月13日 (土)

日本の運用会社に学んで欲しい哲学としてのバンガード

先日のインデックス投資ナイトの第一部でもバンガードの塚本さんからお話のあった、「インデックス・ファンドの父」、バンガード創立者 ジョン・ボーグルの生涯。SBI証券さんに全5回の連載コンテンツがあり、第4回まで、掲載されていますので、ご紹介します。

コストは下がり続けることが大事

バンガードの魅力は、もちろん、元祖低コスト&分散投資。

1976年 バンガード最初のインデックスファンド(S&P500連動)の経費率が、年0.5% 。(当時のアクティブファンドの年間平均経費率約2-3%(第2回))そして、2019年の今、VTIは、より分散し経費率は年0.03%。もともと安いコストが長い時を越え10分の1になったわけです。

そこにあるのはボーグルさん発の変わらぬ信念、哲学です。ローコストと分散と長期投資に終わりはありません。コストは下がり続け、分散範囲も広がり続けています。だからこそ、米国の受益者もバンガードを評価し、資産総額の増大につながっていったのだと思います。

バンガードから学ぶべきは単にスペックではなく、その哲学

最近、バンガードを目指すという日本の運用会社も出てきて、たしかに信託報酬率は下がったかに見えます。しかし、そこにあるのは、哲学というより、「官製圧力(つみたてNISA)」「他社競合」といったマーケティング上の理由です。コストが下がること自体はありがたいことではあるのですが、少々いびつな状態も残ります。たとえば、

  • ちっとも下がらない国内インデックスファンドの信託報酬。どことは言わないけど、外国株式より高い日本株式の信託報酬率って何なの?
  • ちっとも下がらない旧型のインデックスファンドの信託報酬。長期保有を推奨しないなんてあり得ない。顧客本位って何なの?

日本において、運用会社やそのステークホルダーではなく、むしろ、官製のつみたてNISAの方にバンガードのような哲学感があるのは、皮肉なことなのかもしれません。

我々がバンガードから学ぶべきは単にスペックではなく、その哲学なのではないでしょうか。

分散の基本的な考え方は日本も同じ

第4回では、以下の3つの超有名ETFが紹介されています。

  • VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF。米国株3500銘柄以上に投資。経費率 0.03%
  • BND バンガード・米国トータル債券市場ETF。経費率0.035%
  • VEA バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF。 経費率 0.05%

言ってみれば、「自国の株式」「自国の債券」「外国株式」の3資産への分散を示唆しているわけで、これは日本に住む私たちも同じだと感じます。残念ながら、日本は、米国ほどには偉大ではないので、そこは投資比率の部分で加味する必要があるかもしれません。

さて、この連載。個人的に引き込まれたのは、第1回。ボーグルさんのおかあさんが決して裕福ではない中、ボーグル家3人の息子を名門校に進学させた話。記事には書かれてませんでしたが、インデックス投資ナイトで塚本さんが、ボーグルさんが大学卒業するとすぐにおかあさんはなくなってしまった、というお話をされていて、思わず涙した私でした。

最終回は、第五回:「Stay The Course ~航路を進む~」。公開されたら、本エントリーにリンクを反映する予定です。

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