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2019年7月15日 (月)

1928-2019 ダウ平均の長期推移

更なる快進撃なのか逆イールドの賜物なのか嵐の予兆なのかはわかりませんが、最近絶好調の米国株。1年ぶりにダウ平均の長期推移2019/7アップデートです。この長期推移は長期投資の心構えを教えてくれます。前回のエントリーはこちら↓

1928-2019 ダウ平均 の長期推移

まずは、加工無しの長期のデータです。去年と大して変わりません。

201907151

この世の終わりは近いのではないかと思わせる急カーブですが、見方が悪いわけで、縦軸を対数にして絶対値ではなく倍率で見てみます。(ご参考エントリー:複利の力を直線化する

201907152

長期上昇していることがわかります。100年前の大恐慌をのぞぐと、ブラックマンデー(1987年)もリーマンショック(2008年)も歴史の1ページ。しかし、これに補助線を付けると、また、ちょっと違った見え方になります。

201907153

世界最強の米国ですら、20年おきくらいに上昇と停滞を繰り返しています。米国株と言えど、いつでも絶対というわけではありません。

まとめ

このグラフから読み取れる私なりの教訓をまとめると、次の3点。

  • 長期で見れば、米国株は上昇し続けている。
    →株式の長期成長力を信じるべし。
  • しかし、ずっと上昇し続けるなんて上手い話はない。
    →長期低迷期こそ長期投資家の仕入れ時。くじけるな。
  • 暴落は、長い目で見ると、小さな出来事。
    →小さな出来事と思える程度に投資せよ。

最近気になるのは、米国株の上昇期はいつまで続くのか?です。しかし、この図を見たところでわかるはずもありません。暴落に着眼したところで、ブラックマンデー(1987)は上昇期の途中での出来事でしたし、ITバブル崩壊は、停滞期の始まりを告げましたが、リーマンショック(2008)は、今にして思うと上昇期の始まりを告げていたのでした。

長期投資は50年。あらためてそう考える今日この頃です。

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