最近インデックスファンドの信託報酬率に感じているアンバランス感 2019
本日、ついに、たわらノーロード全世界株式が設定です。びっくりしたのと同時に、不思議に感じたのが、信託報酬率です。0.12%(税抜)。
信託報酬率のご参考比較
まずは、ファンドの信託報酬率を見比べてみます。たわらノーロードと業界最安値宣言仕様のeMAXIS Slimの比較です。あとでETFの話も出てきますが、そこは、表から端折りますm(__)m
資産クラス | たわらノーロード 信託報酬率(税抜) |
eMAXIS Slim 信託報酬率(税抜) |
---|---|---|
日本株式 (TOPIX) |
0.17% | 0.14% |
先進国株式 | 0.20% | 0.0999% |
新興国株式 | 0.34% | 0.189% |
国内債券 | 0.14% | 0.12% |
先進国債券 | 0.17% | 0.14% |
全世界株式 | 0.12% | 0.12%( 8/1〜) |
で、私が不思議だな、こうならないかな、なって欲しいなと思っていることを書いてみますと・・・
不思議その1 たわらノーロード:なぜか全世界株式が全資産クラスで最安値
たわらノーロードシリーズの場合、どういうわけか、全資産クラスの中で全世界株式が0.12%で一番安い。「セットで買うとおトク。お安くしときますよ〜」という「セット割り論理」は成り立つかもしれませんが、なんだか苦しい気も。ここは、先進国株式クラスあたりをドンと下げて、eMAXIS Slimをキャッチアップして欲しいところです。
不思議その2 eMAXIS Slim:なぜか先進国株式の方が国内株式より安い
eMAXIS Slimは、業界最安値を自動追尾する仕様であるため、各ファンドの信託報酬率がどんどん下がっていきました。その結果、たとえば、日本株式クラスと先進国株式クラスの信託報酬率の大小関係が、
日本株式の信託報酬率>先進国株式の信託報酬率
となっています。ここは、やはり、日本株式クラスの信託報酬率の方が安くなって欲しいところです。
不思議その3 東証ETF:なぜか外国株式クラスの信託報酬率が普通のファンドに負ける。
たとえば、東証ETFで先進国最安値の「NEXT FUNDS 外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信(2513)」の信託報酬率は、税抜0.17%ですが、eMAXIS Slimやニッセイ<購入・換金手数料なし>に負けてます。ETFに人気が無いと言うことなんでしょうけど、この信託報酬率の設定にその原因があるかもしれないわけで。ここは、ETFベンダーにがんばって欲しいところではあります。
以上、3つの不思議でした。私としては、特に
たわらノーロード先進国株式の信託報酬を下げて欲しい。
単純に一保有者として、それを訴えたい、eMAXIS Slimやニッセイを見返して欲しい、そんな願いを込めた今回のエントリーでした。
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