資産形成は自分流で行こう!
最近、話題になっている金融庁さんのワーキング・グループの資料です。
はじめに
金融庁さんの資料のリンクはこちらです↓
- (別紙1) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
- (別紙2) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」資料
- (参考) 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」の概要
いやー、ほんと、ありがたい資料です。ワーキング・グループのみなさまおつかれさまです。
(別紙1)には、いろんな観点での現代日本人のおかれた「金融事情」がいっぱいあって、それぞれに語りたくなりますが、今回は、(参考)「高齢社会における資産形成・管理」の図。これをエントリーのお題にしたいと思います。
資産形成は自分流で行こう
で、私が思うのは、何も、この通りである必要はないと言うこと。大いに参考にしつつも、自分流で良い、というか、自分流になっちゃうのです。工業製品のような「単一モデル」で生き延びるしかなかった時代はとうの昔に過ぎ去り、今は、多様性のある生き方ができる良い時代なのであります。
で、令和元年、現在進行形の私の人生は、どんな感じかな?と考えてみたのがこちら。赤矢印が私です。(クリックすると大きくなります)
(1)持ち家の頭金で貯金をほとんど使う
(2)その後、持ち株会が成長するもローンの繰上返済に充てる
(3)ひたすら働く
(4)突如、早期退職勧奨を受けて割増退職金をもらう。
(5)運用しながら細々生きる。
とまあ、こんな感じで、死ぬまで生きたいと思います。
細々と生きる糧は、資産運用。「リバランス」と「定率ないしは、配当金型取り崩し」です。
振り返って見るに、「人生は、計算通りには行かず、出たとこ勝負だったな」「でも、リスク、つまり、借金、仕事、投資の3点セットと付き合ってきて、これまでのところ良かったな」と。私で言うと、早期退職勧奨しかり。人生のリスクは、これからも計算できないところにあります。「臨機応変力」と「鈍感力」。この二つが人生を救う!と信じてやまない今日この頃です。
余談
現在の日本は、「国」は借金が増えて「もう国家は破綻だヤバい」と言って騒ぐ人が多いけれど、その裏で、なぜか「企業」は収益を増やし「個人」の金融資産も増えているという状態にあります。ここで求められるのは、そうやって回ってきたお金を、リスクを取って増やすこと。企業はそれなりにリスクを取って増やしているとすると、「個人」はどうか?と。マクロで見た「個人」は、リスクを取って増やそうという気は、海外の先進国に比べて圧倒的になさそうなのです。
金融庁さんのこの報告書は、「国家が自助を押しつけている冷たい提案」ではなく、むしろ、「国民の貴重な自助の機会を残す選択を促すやさしい提案」と受け止めたい。
もし、「個人」にリスクを取って増やす気がないんなら、「国」と「企業」がその分、税金など(消費税や、まだ議論にはないけど資産課税強化としての相続税増税など、考えればいくらでも手はあるに違いない)で吸い上げて、リスクを取るけど、ほんとにいいの?と。
で、私は、いやなんですよー。リスクなき人生は、衰退でしかないのです。
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