ダウンシフトには体力が要る
アーリーリタイアして良かったと思うことのひとつに、ダウンシフトって、体力がそれなりに要る、体力が残っているうちに減速するのはそれなりに良かったかも、というのがあります。
リタイア後に残すもの
以前も取りあげた、塩野七生さんの名言があります。
「老いるとは、端的に言えば、自分が自信を持ってできることを選んでいき、それ以外のことを潔く捨てていく過程なのです。」
うーん名言。私なりの解釈は、こうでした。
- 老いたら体力に見合った量にいろいろ捨てる。
- でも、残った部分は老いても成長する。
で、思うのは、捨てる方。
老いるにも体力が要る
人生の断捨離にも、体力が要るのであります。
たとえば、急に何かをしなくなる、たとえば、通勤。現役時代は苦行であったのですが、体力維持のリズムキープにもなっていたわけです。これを急に止めるのは、体に良くない(笑)。
何を捨てるか考えるのにも労力が必要です。
倒れるまで何かを続けるのもすばらしいことではあるのですが、残るのが必ずしも自分が残したいと思うことが残るわけではありません。ここは、残したい、自信を持てる部分の取捨選択と最後の仕込みを体力があるうちに考えたいとも思うわけです。力尽きるまで戦うと力尽きちゃうので、残したいと思っていることをする体力も力尽きます(笑)。
というわけで、老いる体力が残っているうちにリタイアするハメになった私ですが、それはそれで良かったのかな、とあらためて思ったりもアーリーリタイアの今日この頃なのでした。
コメント
おはようございます。
通勤を急に止めるのは体によろしくないですか。
私、学生の頃東京を超えて反対側の県にある学校に通っていましたが、すし詰め電車に辟易し、「通学を急に止めて」鎌倉や逗子の海を眺めに行ったこともありました(笑)。
たまに、ですよ。
そういうこともあり、東京方面行きの電車に乗らずに通える仕事を探して今に至ります。東京の会社だったら今頃は力尽きていたと思います、私の場合には。
投稿: 傘張り浪人 | 2019年5月20日 (月) 08時12分
>傘張り浪人様
コメントありがとうございます!
満員電車は効能、ほぼないですね、たしかに!
言葉足らずでしたが、私の場合、体に良かったのは「通勤に付帯する毎日のような歩行」を強いられる部分。これ、自主的にするのはけっこうたいへんだなあと(笑)。
投稿: NighhtWalker | 2019年5月20日 (月) 09時20分
こんにちは。
3月末にアーリーリタイアして、放置していた家事に取り組む日々です。あちこち磨き、修繕を依頼し、食べたい物を作り、会えなかった人に会い、その他今まで出来なかった事をやっています。激混みの電車には乗らないので、風邪もひかない気がします。でもあちこち用事で歩き回っているので、筋肉痛になる程です。あれ?、通勤の方が楽だったのでしょうか?
この生活が続くよう、S&P500の成長が続く事を願うばかりです。
投稿: 元公務員 | 2019年5月20日 (月) 12時18分
>元公務員様
コメントありがとうございます。
おお、充実した日々を過ごされているのですね!
風邪は私もひきません。ひいいたかなと思ったら寝てると治るみたいな。
>筋肉痛になる
私もアクティビティは結構あって、あれこれ持ち歩いていろいろ出没してるんですけど、最近、筋肉痛になります(^^;)。昔はそんなことはなかったのに〜。定期的な運動習慣の問題かな、自省している次第です。
投稿: NighhtWalker | 2019年5月20日 (月) 16時53分