外国株式比率に対する感覚の変化
最近、ふと気が付いたのが、外国株式の比率に関する自身の感覚の変化。
その昔の私の感じ方
20年近く前、株式投資を始めたばかりの私は、日本株100%でした。と言うのも、最初は、外国株を買うという発想自体がなかったのです。で、いろいろ、勉強して行くに従って、外国株が必要だと気が付き、積立のウェイトを上げたりしながら、徐々に増やして行ったのですが、10年以上前に、橘さんの「臆病者のための株入門」(2006)で、世界市場ポートフォリオという言葉に出会ったのでした。
そこには、
- 日本株 15%
- 外国株 85%
が合理的って書いてありました。当時の私には、目からウロコ。こんなに外国株持ってても大丈夫なんだと。
しかし、個人的には大いに納得したものの、人にすすめるようなシチュエーションでは、ちょっと躊躇していました。
今の私の感じ方
そんな私も、今や、何のためらいもなく、MSCI ACWI連動型インデックスファンドをオススメファンドの筆頭にしているわけです。私自身は、最小分散指向の考え方で、日本株と外国株を半分くらいずつという作戦にしてますけど、ムスコのつみたてNISAはこの一本です。
日本株式比率が7%くらい。ってことは、外国株式93%。
ほとんど外国株です。これに何の違和感も感じなくなってしまった今日この頃の私であります。変われば変わるものです。
世の中変わる
他にも変わったのは、新興国株。これまた、インデックスで新興国をまるごと買うという発想というか手段がありませんでした。当時は、隠れコスト満載のBRICS(死語)のファンドぐらいしか選択肢がなかったわけです。臆病者の株入門で橘さんの紹介する世界市場ポートフォリオの中にも、新興国株はありませんでした。
あと、もうひとつ変わり続けているのは、日本株のプレゼンス。橘さんの当時の本では、日本株が全世界先進国株の15%を占めていたわけですが、今や、10%を切ってます。
こうしてみると、往々にして世の変化に追い付けない自分を無視してドンドン変わって行くことが、世界まるごと買うタイプのインデックスファンドの良いところなんだと、あらためて思うのでした。
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