プロが学んだゼロからの資産形成
日経マネー研究所さん。4月に定年を迎えられたフィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史さんのいいお話。
プロの資産形成も基本はいっしょ
野尻さんは、山一証券出身。みなさまご存じのように、山一証券は1997年に廃業。ここからのマイナススタートを跳ね返しての資産形成のお話です。
この記事から、いくつか、私なりの気付きをピックアップすると、
- 余裕ができたら、積立投資
- 現金は大切。
- まとまったお金ができたら買う
- ローンの返済も地道に行う
- いくら現金があっても株式クラスの中身が分散していないとダメ
- 退場せずに資産を作り続けていくことが長期投資の本当の意味
すごく、親近感が湧いてきます。プロと言えどサラリーマン。基本は、同じなのです。
「ボーナスでETF」「月々のキャッシュフローに余裕が出てきたら積立て投資」「まとまったお金で追加投資やローン返済」「そして貯金」。その時々に応じて、コツコツ資産を築くというのが、大切なんですね。
財産としての家族の分散
私が、本記事で特に気になったところを引用しますと、
よく「私の財産は素晴らしい家族だ」という言い方をする人もいますが、その財産は分散されているでしょうか。例えば家族が住むところ、働いている国、働いている業種は分散されているのでしょうか。それを考えることは大切だと思います。
家族が、同じ場所に住み、同じ国に依存する仕事をし、同じ業種、ひょっとすると同じ会社で働き、書いてないけど同じような年齢ばかりのコミュニティで生きている。これは、大きなリスクではないかというご指摘です。「財産としての家族の分散」という視点。
これ、実は、最近、私がよく考える課題なんですよねー。特に、「場所」と「世代」。「住んでる場所や活動拠点の多軸化」「多世代の属するコミュニティへの参画」などなど。
今は今で(介護を除けば)十分楽しいのですが、あと、20〜30年くらいうっかり元気だとするなら、居場所作りの再構築を考えてもいいかなと思ったりもする今日この頃なのでした。
コメント
中国人は世界に華僑として散らばっていて、親戚が海外に住んでたりとか多そうですよね。リスクを常に考えているんでしょうかね
投稿: | 2019年5月18日 (土) 00時21分
>?様
コメントありがとうございます。
どうなんでしょうね。ある種の本能なのか、運命なのか、単に人口が多いからそう見えるだけなのか。そういえば、日本人もいろんなところにいます。
投稿: NighhtWalker | 2019年5月18日 (土) 00時37分